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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第三百話 文化祭 その2
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第三百話 文化祭 その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

俺の通う偏差値最底辺高アルティメットジーニアス学園で文化祭『第12660回・我が秘密の文化祭』が開催された。
そして部長の狂気が生んだブラックボックスを売買するおにぎりカフェに入店してきたお客様第一号の黒のロリータドレスに身を包んでいる少女は『K国』が軍事利用しているパブリックモンスターの1人だった。
PGS(パブリックガーディアンズ)の使命を果たすために、『K国』の少女の後をゆっくりと追うヨシノと俺。
気配に気付いた少女が俺たちに言い放つ。
「ここを戦場にしていいの?」
つまり、少女はこう言っているのだ。
ここで自分に戦いを挑めば、校内の生徒と客の身の安全は保証できないと。
「アンタ、生徒と文化祭に来た客を人質に取る気?」
「当たり前でしょ、あなたの隣にいる山神ムサシの力は、パブリックモンスターを人間に戻してしまう禁断の力、勝つためなら、手段は選ばない」
「わかったわ...でも一つだけ聞かせて、アンタ達はいったいここに何をしに来たの?」
「任務完了祝いに、観光しているだけよ」
「任務完了?アンタたちの目的はこの国のフードエリアの制圧でしょ、そして、それは失敗した...」
「それはブラフよ、私の任務はセイバーズとの接触」
雷光の断罪剣士フューラーが率いる反政府組織セイバーズは、自我のあるパブリックモンスターをPGSと人間社会からの差別・暴力から守っている反政府組織である。
かつては政府と敵対していたが、政府に対して、モンスターエリアで発生したPGSの隊員による無差別銃撃事件の証拠映像をエサにして、モンスターエリアに隔離されていたパブリックモンスター達を人間社会に移民させた。
それにより、現在、セイバーズと政府は休戦状態になっている。
「それは、今回の『K国』のテロにセイバーズが関係しているってこと?しかも、どうしてそんなに大事なことを私たちに教えたの?」
「私が上から受けた任務はセイバーズとの接触、あなた達に任務の内容をバラしてはいけないとは言われてないわ」
「めちゃくちゃね、アンタそれでも軍人?」
「私はたまたまパブリックモンスターになってしまったから、軍人以外で食べる選択肢がなかっただけ。それにパブリックブレイク現象のせいで、どうでみんな死んじゃうんだからさ、軍機違反なんていまさら怖くないわ、でも...」
黒のロリータドレスを身にまとった『K国』の少女の両手が一瞬でムチのように伸び、山神ムサシとヨシノの首元に超スピードで向
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