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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百九十九話 文化祭 その1
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なんだからメイド服着なさい」
「どうして着る必要があるんですかね...」
「そんなのおにぎりカフェだからに決まってるでしょ!カフェにはねメイドがいるの!おそらく!そしてかわいいメイドがいる店には自然と客が集まるの!そして始まる!私のブラックボックスもとい四角形ツナマヨおにぎりによるマイ・イノベーション?こうしてアルティメットメディアクリエイター部の功績は未来永劫世界に語り継がれるのよ!」
「山神君、なんか私、また頭痛くなってきた...」
部長の話を聞いて頭痛を訴えるヨシノを山神ムサシと竹田が鬼の形相でにらんでいる。
その顔はヨシノに言外に、こう言っている。
お前だけこの地獄から逃げるのは許さん、と。
「いいわ、いいわよヨシノちゃん!女子高生の頭痛!女の頭痛と言えば、アレ!女性限定で一か月に何回かあるアレよ?想像してみなさい!美少女メイド目当てに、このカフェを訪れた女をろくに知らない豆腐メンタルの童貞男子高校生どもは、頭痛にもだえるヨシノちゃんのその姿から必ず、アレを想像し、いやらしい妄想をするに違いない!」
くだらん想像をする前に、素手で握られたブラックボックスを食べたお客さんの身に起きる危険をまず想像しろ。
部室のドアが開く音がする。
ブラックボックス生産工場・おにぎりカフェの本日1人目の犠牲者もとい、お客さんは黒のロリータドレスに身を包んだ少女だった。
部長が叫ぶ。
「へい、いらっしゃい!」
ここは一応、カフェのはずである。
「その黒くて四角いのちょうだい...」
客の言葉に部長がショックを受けたように顔面蒼白になる。
「............これ、一応、おにぎり...なんですよね...」
「おにぎりって何?」
「え、おにぎり知らないの?」
「私、最近、こっちに来たから、日本の食べ物よくわかんないのよね」
「あ、そうでしたか...それじゃあ、アルティメットメディアクリエイターおにぎりツナマヨ味、一個500円で〜す!」
ぼったくりである。
ヨシノが部長が開発した人類初のブラックボックスの被験者である黒のロリータドレス少女をにらんでいる。
「ヨシノ、あの被験者じゃなくて...あの、お客さんに見覚えがあるのか?」
「おにぎりは知らないのに、日本語はしゃべれる、この事実から山神君はどんな結論を出す?」
「うそだろ?もしかして、あの女の子が...」
「国内に逃亡中の『K国』のパブリックモンスターの1人である可能性が高いわね...」
次の瞬間、黒のロリータドレス少女がヨシノではなく、俺に憎しみを込めた視線を向けてきた。
まるで、仲間の仇を見つけたように...。

次回予告 文化祭 その2
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