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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百九十八話 異国からの脅威 その4
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第二百九十八話 異国からの脅威 その4
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
『K国』が軍事利用しているパブリックモンスターの1人、ファヨムは朝食にサムゲタンを食っていた竹田を人質に取り、俺に自害を強要する。
しかし、俺と疾風の断罪剣士である部長の連携攻撃によって、ファヨムの作戦は失敗する。
俺のパブリックブレイカーの直撃を受けた影響で、普通の人間に戻り、能力を失ったファヨムは負け惜しみとばかりに、俺の断罪剣が持つ力、パブリックモンスターを人間に戻す力が、将来、世界そのものを敵に回すに違いないと言い残し、拳銃で自らの頭部を撃ち死亡した。
その後、ファヨムの遺体は通報により駆け付けてきたPGSの隊員達に回収された。
俺たちの国に潜入した『K国』のパブリックモンスターは残り、3人。
俺の存在そのものが世界にとって危険であるという、ファヨムの言葉がいつになっても俺の頭から離れなかった。
それはそれとして。
アルティメットメディアクリエイター部の部室では、学園祭の際に生徒や客に提供される『おにぎり』の試食会が行われていた。
部長が手袋もつけずに、素手で握ったおにぎりが俺と竹田の前に並べられる。
食中毒、待ったなしだ。
おそらく、俺と同じく、目の前のおにぎりを食うことで己の身に発生するリスクを、ある程度、察した竹田が横目で俺をにらみつける。
竹田の目が言外に言っている、先にお前が食って毒見をしろと。
俺は頭を降って言外に武田に伝える、まだ死ぬわけにはいかないと。
俺と竹田の反応に痺れを切らした部長が俺たちにキレる。
「二人とも、とっとと食いなさいよ!安心しなさい、おにぎりの具に変なの入れてないから!」
素手で握られた上に、中身の具が事前に説明されない、このおにぎりは、もはや具がなんであれ体内に摂取するにふさわしい食品と言えるのか、俺には疑問だった。
俺の横に座っている竹田が急に両目をつぶって、呪文を唱え始める。
「竹田君、なんでいきなり呪文唱え始めるの?」
「本当にすいません、なんか急に頭がおかしくなって、ごはんが食べられなくなってしまいました...」
「ウソついてんじゃないわよ!頭おかしいやつは自分のこと、頭おかしいって言わないのよ?」
俺はひたすら、部長が素手で握った、おにぎりとにらめっこを続けている。
「ほら、山神君、はやく、おにぎり食べなさいよ!ツナマヨだから安心しなさい!」
「いや、僕はもういいです...」
「『もう』って、なによ!アンタ、まだ食べてないでしょ?」
「はっきり言って
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