暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百九十八話 異国からの脅威 その4
[2/2]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
、食べてみたくなるビジュアルじゃないんですよね...」
「ハァ?アンタ、ケンカ売ってんの?」
そう、俺と竹田の目の前に並べられた皿に乗っている『黒い四角形の物体』はおにぎりとう名前の付いた別の何かだった。
俺は恐るおそる部長に質問する。
「部長、これはもう、おにぎりというより、ただのブラックボックスでは?」
「なにがブラックボックスよ!人の料理を不気味扱いしてんじゃないわよ!四角いおにぎり、画期的な発明でしょ?おい竹田ァ!呪文詠唱中断してなに笑ってんだ?ぶっ殺すわよ!」
部長は目に涙を浮かべながらブラックボックスと化したおにぎりの有用性を俺たちに訴える。
さすがに泣かれては困るので俺は一口だけ、ブラックボックスをかじる。
俺の勇気ある決断に、竹田が思わず叫ぶ。
「山神ィィィィィィィィィィィィィィィッ?」
部長の不安と期待に満ちた目が、俺を見つめる。
「う、うん、食えないことはない...たぶん」
まぁ、見た目と素手で握られた点に目をつぶれば、普通においしかった、普通に。
あとは食中毒にならないことを祈りつつ、自分の免疫力の高さを信じよう。
「山神...生前はあんまり面と向かって言えなかったけど、いい奴だった...」
「竹田ァ!勝手に人を殺すな、つーか、お前も食えよブラックボックス、俺も食ったんだからさ」
「じゃあ、食うぞ?ブラックボックス、いいな、食うぞ?食っていいんだな?ブラックボックス?」
「さっきから、ずっと食えって言ってんでしょ!」
ブラックボックスを完食した竹田。
「うん、おいしい」
そう言った竹田の顔は無表情だった。
こうして、アルティメットメディアクリエイター部の文化祭の出し物は、おにぎりカフェになった。
次回予告 文化祭 その1
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ