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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百九十五話 異国からの脅威 その1
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らしい。
発展途上国『K国 』は俺たちの国の領海に向かって、不定期にミサイルを落としてくる、めんどくせぇかまってちゃんみたいな国のことだ。
ちなみにフードエリアは、『無期限・食料配給制度』の際に国民に配給される食料が保管されているエリアである。
そして、フードエリアを襲撃した『K国』の軍人たちは、フードエリアを防衛していたPGS(パブリックガーディアンズ)の部隊にほとんど殺害されたらしい。
しかし、生き残った『K国』の軍人4名が、俺たちの国に侵入して、現在逃走中らしい。
俺はこの緊急速報について、朝食にキムチを食っているヨシノに聞いてみる。
「PGSのパブリックモンスターから、逃げきれたってことは、おそらく、パブリックモンスターの可能性が高いわね」
そうか、パブリックブレイク現象は全世界で起きている怪奇現象だ、海外にパブリックモンスターがいてもおかしくない。
「ということは『K国』はパブリックモンスターを軍事利用しているってことか?」
朝食にトッポギを食っているヨシノが俺の問いに答える。
「まぁ、そうなるわね、うちの国のPGSみたいなもんよね」
「PGSは軍隊じゃなくて、どちらかと言えば、警察みたいなもんだろ?」
朝食にビビンバを食っているヨシノが俺の問いに答える。
「そりゃあ、有事の際には、PGSも国土防衛を目的に軍隊と一時的に連携をとるわよ、実際、近代兵器よりPGSのパブリックモンスターほうが強力なんだからね」
「でも発展途上国『K国』のやつらだって、『無期限・食料配給制度』のおかげで食料には最低限、困ってはいないはずだ!なのに、なんで俺たちの国の食料が保管されてある『フードエリア』を襲うんだ?」
「あんたさ、もしかして『無期限・食料配給制度』のおかげで私たちの国だけじゃなくて、全世界の国の人間が食料に困ってないと思ってる?」
「思ってる、だって学校で、そう教わったから」
「そんなのウソに決まってるでしょ。よく考えてみなさい、『無期限・食料配給制度』のおかげでみんな、働かなくても食べるものに困らなくなった、すると当然、労働者が減る。
労働者が減れば、米や野菜を作る農家も、豚や鳥や牛の肉を作る畜産農家も減る、つまり、世界中で『食料危機』が起きる」
「じゃあ、俺たちの国はいままでどうやって、『無期限・食料配給制度』を維持してきたんだ?」
「そりゃあ、大国から金で食料を買うとか、発展途上国を襲撃して、食料を奪うとか、色々方法はあるわよ」
「そんな!俺たちの国のリーダーや軍が裏でそんな悪さをしていたなんて!」
「そりゃあ、もうすぐパブリックブレイク現象で人類が滅びるってわかれば、みんな、おかしくなるわよ。『人類が滅びるまではどんな犠牲を払ってでも幸せに暮らしたい』この世界に住む全ての人々がおそらく、そう思っているに違い
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