血盟騎士団:特務支援遊撃隊
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。ちなみに『鎌鼬』と言う。その名に相応しい超の字がつく程のスピードファイターだ。武器は体術の為のナックルのみである。そんな所からも巷では常々世間話の話題に上ったものだ。
さて、そんな彼等が横柄で知られる軍に捕まったらどうなるか?……そんな事は火を見るより明らかだ。
その日は奇しくも十三日の金曜日だったことから北欧神話からとって『バルドルが殺された日』と今では呼ばれている大暴動が『はじまりの街』で起こったのである。その暴動を起こした者の中にはちゃっかり軍の穏健派も混ざっていたそうだ、その機会に過激派に打撃を与えようという魂胆だったのだろうか。
ともかくその数はなんとSAO六千人中二百人集結して勿論そんな大軍を到底軍に抑える事などできるはずもなくその当事既に最強と呼ばれていた血盟騎士団に増援の要請が有ったほどだ。血盟騎士団がどのような対応をしたのか……色物部隊とはいえ血盟騎士団にそのリーダーが入っている(しかも幹部クラスとして)ところから想像して欲しい。お陰で軍との関係は今最悪と言える状況だったりする。
さて、長々とワジのことを語ったが特務支援遊撃隊の構成員がどれほど頭の螺子が外れているか理解して貰えただろうか?他にもハルバードを街中で振り回して攻略組最大のギルド『聖竜連合』のお偉いを薙ぎ払ったりするランディ(この時『聖竜連合』からは多額の賠償金が要求された。ランディがそれをちゃんと自分で払ったかどうかはまた別の話)や話せば話すほど、限が無いような気がしてくる。
……と、こんな風に内心で愚痴っているアリオスがぶっちぎりのトラブルメーカーなのは言うまでも無い。でなけりゃ隊長だと言うのにも関わらずリーシャにシバかれたりはしないのだが、生憎アリオスには自覚と言う物が存在しない。非常に残念な話である。良いのかそんなのが隊長で。そして血盟騎士団も良いのか、こんなのが副団長の片割れで。
なにはともあれ書類と言う鎖から開放された特務支援遊撃隊は血盟騎士団員であることに物を言わせ善良な中層プレイヤーから良い席をカツアゲ……しようとしたらリーシャの顔がドンドン気温が下がって絶対零度ゾーンに突入しようとしたのを見てアリオスが急いで止めさせた。本当にコレで良いのかこの部隊。
「いっつも本当にご苦労様だねリーシャちゃん……」
「いえいえ……私としてはアレの幼馴染だって言うあなたの方が尊敬できますよアスナ副団長。いっつもストッパーご苦労様です」
「いやいやリーシャちゃんこそ」
「またまた、アスナ副団長こそ」
余談だがこの二人の中は良い。親友と呼べるレベルで。出会ったのはリーシャがアリオスの副官になってから数日が経ってのことだったのだが、人目でお互いに何か通じ合うものを見つけたらしい。二人ともSAOの中では五本の指に入る美
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