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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第153話
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3月1日、同日AM9:00―――――



最終決戦の日、”表”の最終決戦である帝都奪還戦の先鋒であるノルティア領邦軍とクレイグ将軍の指示によって旧帝国政府から離反した第四機甲師団が帝都へと進軍すると、帝都を阻むかのように帝都に残った第四機甲師団の機甲兵や戦車、そして結社製と思われる人形兵器の軍団が迎撃態勢に入っていた。



〜帝都ヘイムダル近郊・南オスティア街道〜



「閣下、ノルティア領邦軍並びに第四機甲師団の配備、完了しました。いつでも攻撃を始められます。」

「うむ…………――――――今も主なき帝都を守るエレボニアの(つわもの)達に告げる!メンフィル・クロスベル連合とエレボニア帝国の戦争は我が国が連合が要求した和解条約を呑む形にはなってしまったが、既に公的には三国それぞれ”和解”する形で終結した!この事実はメンフィル・クロスベル連合とエレボニアだけでなく、中立国家・勢力であるリベール、レミフェリア、そして七耀教会も把握し、また和解調印式の日程も既に決まっている!更に、お主達に戦争を強要し続けてたオズボーン宰相は皇太子殿下達を始めと知った各国のVIPの方々の総意によってS級テロリスト認定並びにエレボニア帝国宰相の地位の剥奪が決定し、手術を無事に終えられたユーゲント皇帝陛下も各国家のオズボーン元宰相に対する決定を追認している!よって、お主達がこれ以上オズボーン元宰相に従い、戦い続ける理由はない!直ちに帝都を奪還する我らに対する抵抗を止め、投降せよ!双方これ以上の犠牲者を出す事は陛下達は心から望んでいなく、投降すればお主達の身の安全を保証するとの事だ!我らも内戦と今回の戦争で疲弊したエレボニアを陛下達や我らと共に立て直す為にもお主達が投降する事を心から望む!」

通信で配下の報告を受け取った人物――――――ノルティア領邦軍と第四機甲師団の合同部隊の司令官を任されているシュライデン伯爵は頷いた後、自身が乗り込んでいる機甲兵――――――シュピーゲル越しに帝都を阻む敵軍に投降を促したが敵軍は何の反応もしなかった。

「敵軍、投降の動きはありません。」

「……皇太子殿下やアンゼリカ女将様の指示通り、後2度降伏を促しても動きがなければ攻撃を開始する。――――――もう一度告げる!降伏すればお主達の身の安全は保証する!直ちに我らに降伏せよ!」

シュライデン伯爵は再び敵軍に降伏を促したが敵軍には降伏の動きはなかった。

「これが最後だ!――――――直ちに我らに降伏せよ!」

そしてシュライデン伯爵は敵軍に3度目の降伏の促しをしたが、敵軍は降伏の動きをする所かなんとシュライデン伯爵達に向かって進軍し始めた。

「!敵軍、進軍を開始しました!」

「殿下達の御慈悲を無下にする馬鹿者共が………いや、それ
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