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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第一話 出会い
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 そう言って、士郎さんは店から出て行った。

 士郎さんと桃子姉ぇの娘、なのはちゃんを俺に引き渡し。


「ほーら、なのはちゃん俺が今日から新しいお父さんだ」


 眠っているなのはちゃんを抱いて、その温もりを感じる。
 その時に、あるものも感じてしまった。


「魔力反応……それもかなりの量……」


 赤ん坊のなのはちゃんから将来有望な魔導師の力を感じた。
 
 もしかすると、俺はまた魔法に関わってしまうのかもしれないな。
 だって、もう嫌な予感がする。

 だが、今はもう俺がなのはちゃんの父親だ。

 絶対に守ってみせる。







 なのはちゃんを抱いて、俺は新たな誓いを立てた。

 心臓の方はだいぶマシになってきたから少しくらいなら大丈夫かもしれない。

 奇跡が起こるのなら、リンカーコアが治るかもしれないな。
 そうなったら、もう一度、管理局に入って仲間とまた世界を守っていきたいな。


「ふぇ、ふぇえええええええええん!!!」

「ちょっ!?いきなりどうしたんだ?なのはちゃん!」


 急に泣き出したなのはちゃんを必死に泣きやませる事にその日は終わった。

 子供育てるのにこんなに苦労するなんて思うのはだいぶ先の話になるだろう。









「ふぇええええええええええええええええええええええええん!!!」








「頼むから泣きやんでくれえええええ!!」
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