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八条学園騒動記
第六百九十四話 連合から見たエウロパの食事その一

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               連合から見たエウロパの食事
 ベンは三人の妹と一人の弟合わせて四人に話した。
「エウロパの食事じゃない」
「ああ、ギルフォード総統のお食事って」
「エウロパだしね」
「当然そうよね」
「そうなるね」
「しかも貴族の食事ってね」
 エウロパ貴族のそれはというのだ。
「味が極端に薄いね」
「そうだったわね」
「それ有名だったわ」
「エウロパのお食事って味付け薄くて」
「特に貴族のお食事は」
「何でも素材を大事にするらしくて」
 ベンはエウロパ料理の味付けのことを話した。
「調味料や香辛料がね」
「連合と比べて使わないのよね」
「遥かにね」
 ケイトに答えた。
「連合はどの国にかなり使うけどね」
「調味料も香辛料も」
「種類も量も」
 そのどちらもというのだ。
「相当に使うね」
「そうして強い味付けにするわね」
「メリハリが利いた」
 こう表現出来るというのだ。
「いい味付けだよね」
「連合はね」
「我が国でもね」
「そうよね」
「ステーキにしても」
 オーストラリア人の大好物のこの料理もというのだ。
「塩胡椒は大胆に使うね」
「一気に味付けするにしても」
「もう大量に」
「そうするわね」
「それがだよ」
「あちらでは違って」
「本当にちょっとだけで」
 ステーキに用いる塩胡椒はというのだ。
「おソースもね」
「あまりかけないのね」
「そうらしいよ」
「だったら」
 今度はルーシーが言った。
「大蒜と唐辛子どっさりの韓国料理は」
「韓国の人が連合軍にいるね」
「それでエウロパ戦役に参加して」
「味がないってね」
 その様にというのだ。
「怒ったらしいよ」
「やっぱりね」
 ルーシーも言われて納得した。
「そうなるわね」
「特にイギリスに行った人達は」
 連合軍にいた韓国人の中でというのだ。
「もうね」
「大変だったのね」
「あまりにも口に合わなくて」
 イギリスの料理がというのだ。
「ずっと艦内とかで食べていたりね」
「それかなの」
「イベントでバーベキューとか焼いて」
「そうして食べていたのね」
「そうらしいよ、バーベキューは連合軍ではよくやるから」
 それでというのだ。
「そこで食べていたらしいけれど」
「エウロパのお食事特に」
「イギリスのものはね」
「食べられなかったの」
「兎に角ね」
「お口に合わなかったのね」
「我が国の人達も」
 連合軍に所属しているオーストラリア人の将兵達もというのだ。
「かなり苦労したらしいよ」
「エウロパのお食事には」
「味がなくて」
 そしてというのだ。
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