暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 アインクラッド
BOTギルド Knights of the Blood
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「大手ギルドのメンバーがBOT寄生なんかやってて平気なのか」
「う〜ん、別に私はクビになったってかまわないし」
「そもそも、うちの盟主のヒースクリフはそういうの気にしない人だからね」
「そうなのか・・・」

食堂へ向かって歩いているとALF(アインクラッド解放軍)の連中がいぶかしげな目で我々を見ている

「あいつらは私がBOTに寄生してるの何度も見てるからね」
「でもKOBなのも知ってるから手は出してこないよ」

始まりの街にあるレストランに入り適当に料理を注文する

「スパークはBOT使ってるよね、バトルマスターは実機みたいだけど」
「え、何でわかるの?」
「私もBOT使ってるからね」
「私も?」
「もしかしてレーダーマップって知らない?」
「ウォカにはその機能ないんだっけ?」
「いや、レーダーマップはあるけど」
「じゃあ、開いて私のキャラクター名をタゲってみてよ」

そう言われてBOTコンソールからレーダーマップを開こうとすると
バトルマスターが「レーダ−マップってどうやるの」と質問する

「残念だけどバトルマスターはナーブギアの実機だから、この機能は無いかな」
「使えるのは私とスパークだけね」

そう言ってチサトが俺を促す

「レーダーマップを開いてタゲってみたけど?」
「キーボードとマウス使ってるよね?」
「うん」
「じゃあ「ctrl」キーを押しながらマウスで右クリックしてみて」

コンテキストメニューが表示され、プロパティが開く
そこには「機構幻接 硬体 Ver1.35」と書いてあった

「うおぉぉぉぉぉ、こんな機能が!」

もしかしてと思い自分をタゲってプロパティを開くと「剣芸歩行者 軟体 Ver1.02」と表示された
ついでにバトルマスターもタゲってみるが何も表示されない

「こんな風にBOT同志は使ってるツール名が表示されるんだよ」

すげー、こんな機能があるの知らなかった

「でもこれさ、運営からも丸見えなんじゃないの?」
「たぶん見えてるんじゃないかな」
「でも何のかんの言ってMMOの運営会社にしてみれば中華は最大のお客様だからね」
「あまり目立ちすぎて一般ユーザーから何度もGMコールされるようならマズいけど、おとなしくチマチマ動かしてる分にはBANなんかされないんじゃないかな?」
「そうなの?」
「うん、私も色々なネトゲでBOT使って遊んでるけどBANなんかされた事ないもん」
「ふ〜ん、そうなんだ」
「ところでさ、チサトが使ってるの「機構幻接」だよね」
「うん、そうだよ」
「これバトルマスターのナーブギアに後付したらログアウトってできると思う?」
「あー、それわかんない」
「たぶん出来そうだとは思うけど万が一って事もあるし、
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