暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第七十三話 態度が少しその二十三

[8]前話 [2]次話
「新一君の考えにも反してるし」
「そこはあらためるべきですね」
「そうしてね」
「そうします、聞いただけで人を判断したらよくないですね」
「絶対にね」
 こう言って注意しました。
「だったらいいわね」
「僕がこの目で見てそして考える」
「そうしなさいね」 
 強い声で注意しました。
「これからは」
「そうする様にします」
「じゃあもう先輩達は嫌わない」
 強く言いました。
「そうしてね」
「そうしないと駄目ですか」
「いきなり嫌いオーラマックスだったけれど」
 特に長池先輩にです。
「先輩達も戸惑っていたでしょ」
「特に長池先輩って人はそうですね」
「明らかに困ってるでしょ」
「そうですね、僕を見たらいつも暗くなるんですよね」
「身構えてね」
 そのことが明らかです。
「だから私も言うのよ」
「先輩達を嫌わない様にですね」
「そうしてね、新一君が見たお話じゃないなら」
「尚更ですね」
「あれだけ嫌ってると」
 それならです。
「新一君が嫌われても当然よ」
「先輩達にですか」
「新一君自分を嫌う人は嫌うでしょ」
「全力で」
「それと同じよ」 
 この子の嫌い方は尋常でなくてもです。
「だからね」
「出来るだけ人を嫌わないことですか」
「そうしなさい、しかも根拠なく嫌わない主義なら」
 自分で観ていない限り嫌わないならです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ