第五幕その九
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「そうするか」
「やっぱりお酒よりもなのね」
「遥かにな」
「甘い飲みものの方がお好きね」
「サイダーを飲もう」
こう言ってでした。
信長さんは甘いものも飲んで皆と一緒に夜景を楽しみました、そうしてからでした。お風呂にも入ってよく寝て。
日の出前に起きて日の出を天主閣の最上階で観てでした。
朝ご飯、名古屋のモーニングを楽しんでから出発しましたが。
信長さんに奥さんの濃姫きりっとしたお顔で黒く長い髪の毛を持つその人を紹介されてそのうえで、でした。
背が高くて誰よりも黒く奇麗な膝まである絹の様な光沢を放つ髪の毛に切れ長で流麗な長い睫毛を持つ琥珀の様な目に整った眉に面長で白い雪の様なお肌を持っていてです。
紅の小さな唇を持った戦国時代の着物を着た女性を見て皆思わず息を飲みました。
「この人が市さんね」
「これはまた美人さんね」
「こんな奇麗な人がおられるなんて」
「まさにお姫様だね」
「日本の美人さんだね」
「これが濃と市じゃ」
信長さんは家臣の人達を後ろに恵梨香達にお二人を紹介しました。
「はじめまして、濃と申します」
「市と申します」
「織田信長の妻です」
「妹の一人です」
お二人はにこりと笑って答えました。
「今回は見送りに来させてもらいました」
「皆様をそうする為に」
「そうなのね、では今回はね」
オズマはお二人の言葉を受けて笑顔で応えました。
「これでお別れだけれど」
「笑顔で、ですね」
「お別れですね」
「お別れの時は笑顔で」
そうしてというのです。
「そしてね」
「それで、ですね」
「またお会いするその時を楽しみにすることですね」
「そうしましょう」
こう言ってでした。
皆は笑顔で再会の時を楽しみにしてお互いに手を振って別れました。オズマ達はそのまま安土城の正門で信長さんと別れてです。
旅を再開しました、お城が遠くなった時にでした。ジャックはこう言いました。
「市さんって物凄い美人さんだったね」
「うん、驚いたよ僕も」
カルロスが応えました。
「信長さんも整ったお顔だったけれど」
「市さんは際立っていたね」
神宝も言います。
「背も高くて髪も奇麗で」
「あんな奇麗な人オズの国でもそうはいないよ」
ジョージはこうまで言いました。
「女優さんやモデルさんでも相当なものだよ」
「お肌も奇麗で姿勢もよくて」
ナターシャは細かく言いました。
「着物の上からでもスタイルのよさがわかったわ」
「市姫は戦国時代で一番奇麗だと言われていたんだ」
教授がここでお話しました。
「実はね」
「そうだったんだね」
「そしてだよ」
教授はジャックにお話しました。
「オズの国に来られてもね」
「あれだけの美人だね」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ