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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 ななのちゃんも学校が始まって、最初の土曜日に僕のマンションに来ていた。

「お帰り シュウ 今日は暑かったワー」と、相変わらずのフレンチ袖のTシャツとショートパンツ姿で出迎えてくれた。

「あのなー ナナコが付き合い出したんだってー 同じサッカーの1つ上の子 欣也先輩」

「あぁ あの子かー エースじゃんか」

「ウン 女の子に人気あるの だから、ナナコには内緒にしとってって言われてるけど リョウと私には話してくれたの 夏休みに公園とかお買い物に行ったんだって 楽しそうなんだよー 羨ましい」

「どうして? ななのだって 僕といろんなとこ行くじゃぁないか」

「うーん だけど・・ 私等 付き合ってるって言えないんでしょ? 私 シュウのお荷物にばっかーなってるしー」

「そんなことないよ 僕はななのと居ると楽しいし・・ まぁ ななのも 同年代の男の子と付き合ってみるのも必要じゃぁないの?」

「やだよー ちょっと シュウに甘えてみたかっただけ! 私はシュウ以外は眼に入んないものー それに あの時 シュウが声掛けてくれなかったら・・・私 居ないかも」

「そうかー あの時は・・ なんか 寂しそうな雰囲気だったものなー でも 今は明るくていい子だよ」

「シュウが救ってくれたお陰 だからー 私 その時、シュウのものになろうって決めたの 夏の時も シュウを取られたようで悲しかったの バカだよね 私って あんなことって当たり前なのに・・ 頭ではわかっているつもりなんだけど・・ シュウの彼女じゃぁないんだから・・ シュウの生活には入っていけないのよネ 私って やっぱー 子供なんだーって ネ」

「いや そんなことは無いけどーなぁー 僕も 複雑 だよ」

「なぁ 私 シュウを縛り付ける気はないからネ もし シュウが他に好きな女の人が出来ても・・ でも 私のことはいつまでも忘れちゃぁ嫌だよ シュウの飯炊き女でいいからね」 
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