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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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家に戻って、ななのちゃんは風呂に入って浴衣に着替えて出てきた。
「少し 背が伸びたのよね どんどんときれいになって もう、立派な娘さんよねー」と、母が父と僕の前に連れてきて言っていた。
「お義母さん いつも、ありがとうございます うちのお母さんもお正月の写真を見て、きれいネって こんなことまで、してもらってって 感謝してました」
「お礼なんて言わないの! 私達の楽しみなんだから・・ ななのちゃん あっちの家でかがみさんが待っているから お化粧してもらってらっしゃいな」
と、僕はお化粧と髪の毛をセットしてもらったななのちゃんと、ぶらぶらと花火がよく見えるほうに歩いて行った。僕も、浴衣に着替えていたのだけど、家から遠ざかると、ななのちゃんは僕の腕に絡むようにしてきていた。
上がった花火を見て、相変わらず、ななのちゃんは声を出しては僕の手を取って、はしゃいでいた。そして、帰る時
「おい シュウ だろう?」と、後ろを振り返ると、何人かのグループだった。よく見ると、高校の時の同級生で男2人女2人のグループだった。
「やっぱり シュウか? なんだ、帰って来てるんだったら連絡しろよー」
「あぁ 急だったから お前も帰ってたのか?」
「おお 久しぶりでな タカシに声掛けたら、集まってくれた なんだよー 久しぶりだよな」と、テルマサは名古屋で勤めていて、タカシは地元の仕出し屋を継いでいる。女の子はやっぱり、それぞれ地元の事務員と販売員になったと聞いていた。
「ねぇ かがみ 元気? 赤ちゃん生まれたんでしょ?」
「あぁ 男の子だ 可愛いよー」
「もう お母さんだものねー 早いねー」と、言っていたサナエは、結婚もまだみたいで、どうも彼氏も居ない様子なのだ。浴衣姿なんだけども、太っているし、似合わないと思った。高校の時はそんなに太っていなかったのに・・。
「シュウ 彼女か? こんな可愛い娘 この辺りには居ないよなー どこで、引っかけたんだぁー?」と、僕の後ろで隠れるようにしているななのちゃんを見て、タカシが見つけたように言ってきた。
「彼女じゃあないよ 知り合いの娘なんだ 祭りだから・・」
「へぇー まだ 高校か中学生でしょ? シュウってロリコン趣味だったのー? シュウも悪だね 私って女が居ながらさー こんな若い娘を」と、サナエがからかうように言ってきた。お前はそんな風に人をからかうような言い方をするから、余計もてないんだよって思って
「あぁ サナエとは そういう機会が無かったからな 生憎だったな!」
「まぁまぁ シュウ 久しぶりだし、この後、飲みに行こうぜ こいよー」
「そうだな 高校出てから初めてだもんなー 行くかー でも、ななのちゃんを家に送ってから、行くよ」と、
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