12話 Assassin【暗殺の企て】
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参加予定なんだ。」
「「お偉方?」」
「あぁ。詳しくは言えないけど、大臣クラスは来るんじゃないかな。」
大臣……その権限はもはや見る影もない。
日本国が仮にも自治しているのはこの関東一帯のみ。しかもその関東にもエルシャム王国と欧米諸国の勢力が蠢いている。
とはいえ、大臣は大臣???多民族国家となった日本に誇るスクールアイドルフェスには見張るモノがあるのだろう。
そして当然。
「俺たちはその警備を行う。だからお前たちと再び仕事を同じくするだろうから……よろしく。」
「あぁ??りょーかい♪」
「それと……」
陽人は侑に耳打つ。
「もう1人のオレにも……頼む。」
????※????
早朝。
いや、詳しくは「フェス当日」の早朝。
「はぁ……はぁ……」
息切れ。
男は…葉月稔はそれでも先に進む。たった1つのモノ。それを運ぶため???別に特段急ぐわけでもない。
ただ、ただただスピードが速くなる。【人目につきたくない】事は一瞬で終わらせたい。それだけの理由でも足は勝手に速くなる。
たった1つ……世界を動かすワンピースだ。
全ては???????
「困りますねぇ……我々についてのフェイクニュースの流出は。」
「!!」
見つかった。
見つかってしまった???いや、むしろこれこそ必然なのかもしれない。
だが……それでも悔やまれる。
「……まさか、俺のためにアンタほどの大物が動くとはな????マクロフォーム創業者 ウィル・ゲーテ!!」
マクロフォーム……世界的ソフトウェア企業。会長たる彼の躍進なしでは現在の情報網はないとされる世界的イノベーター。
その60歳超えのVIPである男がわざわざ???
「私だけではない。【私の友人】がこの街にいる君の仲間を一掃するだろう。」
「???仲間?あいにくだが俺にそんな奴はいない。」
「全く、強がりを……どのみち君は死ぬ。その仲間も、全員無事では済まない。あぁ???あと…君の一人娘も。」
「!!!????黙れ。」
「死にゆく娘のため奮闘する父という図もなかなか
「黙れ黙れ黙れ!!!!」
ものすごい迫力でウィルの言葉を遮る稔。まさに逆鱗に触れたと形容するに相応しい怒りようだ。
しかしウィルは不敵に笑み……ブツを取り出す。
【VISION DRIVER】
「黙れ…その言葉、そっくりお返ししよう???死を以て。」
装着したヴィジョンドライバー……その権限をその親指によって認証する。
【ZENITH、LOG IN 】
どこか荘厳な待機音のリズムに合
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