衝撃の内容
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
がしていたエレフセリアさん。その予想通り彼は高齢の老人だったのだが、その言葉には驚かずにはいられなかった。
「人間!?」
「初代マスター!?」
「魔導士ギルド創始者って・・・」
「100年以上生きてるってこと!?」
「そう不思議がることもなかろう」
この魔陣の竜ができたのは遥か昔。それなのに目の前にいる老人はその初代マスターと言われたら驚愕しないわけにはいかない。しかも彼は瞬間移動系の魔法を使えるのか、いつの間にか背後を取られておりますます驚かされる。
「そなたらに分かりやすく例えるならアクノロギア。我は奴と同じだ」
「いつの間に・・・」
「アクノロギアと?」
アクノロギアは元々人間だったと言う話だった。人の姿になることもできるみたいだけどエレフセリアさんもそれと同じということはもしかして・・・
「滅竜魔法の代償。我は防げず竜化した」
「滅竜魔導士だったんですか?」
またしても場所を移動しているエレフセリアさんに驚きながらもウェンディが問いかける。アクノロギアは滅竜魔法の使いすぎでドラゴンになり、俺たちはそれを防ぐためにヴァッサボーネたちが体内に入っていたと聞いているから恐らく間違いないのだろう。
「とは言っても独学だがね」
「「「「「!!」」」」」
次々に場所を移動しているエレフセリアさん。瞬間移動系の滅竜魔法ってことなのかな?ただあまりにも移動が速いしその前の挙動もないので驚かされてしまう。
「我はある竜を倒すために滅竜魔法を修得した」
「ある竜?」
「つーかちょこまか動くなよ!!じっとしてられねぇのか!?」
俺が質問をしようと思ったのにナツさんに邪魔されてしまい彼をジト目で睨む。ただ、彼はそれに気が付いていないようで、エレフセリアさんの行方を凝視していた。
「いやーん。だって久しぶりの若い女子なんじゃ、緊張しちゃって」
すると今度は身体を小さくしてルーシィさんの谷間に入り込んでいるエレフセリアさん。瞬間移動だけじゃなくて身体のサイズも変えられるなんてかなり豊富な魔法を持っていることが伺える。
「こんにゃろー!!」
「きゃあああああ!!」
ただナツさんはそんなことなどお構い無しで彼を捕まえるためにルーシィさんの胸に右手を突っ込んでいた。
「ふふふ」
「ふふふじゃねー!!」
「てか・・・手、どけてくれる?」
ナツさんに捕らえられる前に元の大きさになりつつ移動していたエレフセリアさん。てかルーシィさんは自分でナツさんの手を払い除けないんだ。いつものことすぎて彼女も毒されてきてるのかな?
「だってぇ、この前来たのがいかついオッサンじゃろぉ?」
たぶん彼はギルダーツさんのこ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ