ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
16.再会
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圏内じゃ君はシルフを攻撃できないけど、逆はあるんだよ。だから危険だよ」
「別にいいよ。みんながみんな襲ってくるわけじゃないんだから。それにリーファさんもいるし」
(ここまでくると少し呆れてくるわね)
「.........リーファでいいわよ。そういうならあたしは構わないけど命の保証まではできないわよ。じゃあ、飛ぼっか」
背中にライトグリーンの翅を出現させる。
「俺、一応飛べるけどコントロールが出来なくて.........」
「とりあえず、翅を出してみて」
「了解」
シュウくんの背中にインプの象徴の漆黒の翅が姿を現す。
「とりあえず飛んでみよっか」
「う、うん」
シュウくんの翅が小刻みに動いたと思うと急にシュウくんが上空へ姿を消す。
「シュウくん!!!」
慌てて上に上がるとシュウくんは空中で変なダンスのように空中を舞っていた。
「リーファ、止めてくれ〜!!」
「あはははははは。ゴメン、シュウくん、おもしろくて」
少しの時間が経つとシュウくんは自由自在に翅で空を飛べるようになっていった。
「これはいいな」
「そうでしょう。君もなかなか筋がいいね。それじゃあ、ついてきて」
シルフ領にあたしとシュウくんは、空を飛び向かう。
「最初はゆっくりでいいよ」
「もっとスピード出してもいいぜ」
強気のシュウくんの顔に私はスピードをあげる。
(ちょっとやりすぎたかも)
シュウくんを確認するために後ろを振り返る。
すると..........
「えっ!!!」
「これが最速?」
調子に乗ったような余裕の顔でシュウくんはついてきている。
「どうなっても知らないわよ」
あたしの出せる最高速を出す。
でも、シュウくんは少しキツそうな顔をするがしっかりとついてくる。
「このスピードに耐えられたの君が初めてかも」
すると、向こうの方に緑色に光る街.......シルフ領・スイルベーンが見えてくる。
シルフ領・スイルベーンが見えてくる。スイルベーンの上空へ差し掛かる。街は全体的に緑色に輝いており、五本の大きな塔が目を引く。地上にはシルフたちが結構いる。
「ついたな」
「真ん中の塔の根元に着陸するわよ。って、シュウくん。君、ランディングのやり方わかる」
慌てた口調でリーファが言う。
「.........解りません」
「えーと.........ゴメン、もう遅いや。幸運を祈るよ」
リーファが急減速に入る。
「ふ...........ふざけるなああぁぁぁーーー」
正面の塔に正面から激突!!!
「ひ、ひどいよ、リーファ......」
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