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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百九十一話 汚部屋清掃ボランティア その3
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第二百九十一話 汚部屋清掃ボランティア その3
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
ゴミの山と化した、汚部屋に潜入した俺と部長。
部長が一生懸命、清掃活動をする一方で、俺は現実から逃避するように、汚部屋の主である先原エリカに、なぜ人間が生活しているにも関わらず、部屋がゴミ屋敷になってしまったのかについて問う。
エリカさんには昔、夫がいたらしい。
しかし、エリカさんの夫はパブリックブレイク現象により、パブリックモンスターになり暴走。
暴走したエリカさんの夫はPGS(パブリックガーディアンズ)によって処刑されてしまった。
夫を失ったエリカさんは現実から逃避するために、自傷行為を繰り返し、夫を失った悲しみを埋めるように、夫と共に過ごしていた室内をゴミの山でいっぱいにした。
しかし、俺の説得により、エリカさんも俺と共に部長のソロ活動と化していた汚部屋清掃活動に加わることになった。
そして、久しぶりに汗を流したエリカさんの表情は最初に会った時よりも、明るくなったように見えた。
部長に休憩時の昼食のおつかいを頼まれた俺はちゃんと金を払ってスーパーで買ってきた3人分の弁当とアイスティーのペットボトルが入ったレジ袋を手に持って、エリカさんの汚部屋に帰宅した。
エリカさんの自宅の玄関には見覚えのあるイラスト↓が飾られていた。
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