暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八十九話 汚部屋清掃ボランティア その1
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第二百八十九話 汚部屋清掃ボランティア その1
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
 
打ち上げ翌日。
偏差値最底辺高のアルティメットジーニアス学園の校舎で行われている国語の授業はいつものごとく、学級崩壊していた。
授業中に対戦ゲームに熱中する生徒達。
授業中に教室で殴り合いの喧嘩を始める生徒達。
授業中にライブを始める生徒達。
授業中に爆睡する生徒達。
そして、国語の授業中に突然、校内放送で部長の声が校舎と教室内に響き渡る。
「えー、私はアルティメットメディアクリエイター部、部長の風見マイカです。我々、アルティメットメディアクリエイター部は現在、放送室を占拠した。アルティメットメディアクリエイター部の部員は直ちに授業を放棄して部室に集合してください、繰り返す...」
ただでさえ、現在進行形で学級崩壊している授業中の教室に響く部長の声に、クラスメイト達がざわつき始める。
竹田が俺に話しかけてくる。
「おい、山神ィ、部長もしかして...」
「ああ、おそらく、この放送をするためだけに、放送室を占拠したんだろう...」
「いくらなんでもイカレてんだろ、なんで、わざわざ授業中に放送室、占拠して集合かけるわけ...?」
俺と竹田とヨシノは戸惑いながらも、国語の授業を放棄して、部室に向かう。
国語教師が俺たちを注意する。
「おい、お前ら、まだ授業中だぞ!」
竹田が3人を代表して国語教師に向かって叫ぶ。
「アニサキスッ?」
「なに言ってんだァ?」
不良たちが廊下でバイクレースをしている。
壁の貼り紙には『廊下でバイクレースをするのはやめましょう』と書いてある。
俺たち3人は部室に入る。
アルティメットメディアクリエイター部の部員が全員集合したところで、部長がホワイトボードの前に立って宣言する。
「みなさん、次のボランティアが決まりました?」
部員達から一斉にため息がもれる。
部長がマジックペンでホワイトボードに勢いよく文字を書きなぐる。
ま〜た、始まったよ...なんで口で言わないんだろう...。
ホワイトボードには、クソきったねぇ字で汚部屋清掃ボランティアと書かれていた。
部員4人が一斉に首を傾げて疑問を口にする。
「「「「汚部屋清掃ボランティア?」」」」
部長はまた、口で説明せずに、あえて、マジックペンでホワイトボードに勢いよく文字を書きなぐる。
いつもより、文字数が多いためか、部長がホワイトボードに勢いよく文字を書きなぐる姿は、躍動感にあふれいていた。
文字を書き終えた部長は
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ