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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八十八話 打ち上げ その2
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第二百八十八話 打ち上げ その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。
 
たとえ周りの人間から後ろ指さされても、熱中できる何かがある、それって素晴らしいことなんだよ。
竹田はそう言って、スーパーにムァンビキしに行った。
俺は竹田がムァンビキに失敗した時のことを想定して、先に学生寮に帰った。
学生寮の部屋にはなぜか、部長と副部長が鍋の準備をしていた。
「お、帰ってきた山神ムサシだ」
「あんたら、ここでいったい何してんだァ!」
「何って鍋よ!文句ある?」
「ありありだよ!」
副部長が得意げな顔で、携帯の画面を俺に見せる。
どうやら事前に、メールで竹田から連絡を受けていたらしい。
「それで、竹田君はどこ?」
「竹田はスーパーで鍋の材料を買うって...」
「ムァンビキでしょ」
「ですね...」
「そんで、『アスベスト』のライブ、かなり大変だったみたいじゃない、ニュースの緊急速報で見たわよ!ライブ中にPGSに煽られたパブリックモンスターの観客が一斉に暴走したって!」
「ああ、もう大変でしたよ、ライブ中に生魚振り回すわ、パブリックモンスターは暴走するわで、地獄絵図ですよ、ホント」
「ハァ...ハァ...ただいま」
ムァンビキを達成したと思われる竹田が荒い息使いと共に俺の部屋に帰還した。
「いや、お前の部屋じゃねえし」
「あ、材料が帰ってきた」
「いや〜今日もハードだったですぞぉ〜!」
「そりゃなァ、ムァンビキなんて、自分で自分の人生ハードモードにしてるようなもんだからなァ!」
次にPGSの監視目的で同棲しているヨシノが俺の部屋に帰還する。
「なによ、また集まってんの?」
「そ、今日はアイドルライブの打ち上げよ」
「部長と副部長は『アスベスト』のライブ来てませんよね!あとアイドルライブの打ち上げってなんだ!」
「うっさいわねぇ!ムサシ君と竹田はとっとと材料切って鍋に入れなさいよォ!」
十数分後、鍋が完成する。
「過程はどうあれ、タダで食う鍋は最高ね」
「部長の品性は最低ですけどね」
「なんか言った?」
「あっちィなァッ!部長、鍋の煮汁、顔にかけるのやめてくださいよ!それ、普通に、やけどするんでやめてください!」
「そんなことわかってんのよ!」
ヨシノがハシでつまんだ白菜をフーフーしながら聞いてくる。
「そういえば、聞いたわよムサシ君、今日、宮本長官にPGS(パブリックガーディアンズ)に誘われたんだって?」
「カイトから聞いたのか?」
「ええ、怒ってたわ、カイト、アンタが宮
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