暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八十七話 打ち上げ その1
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
達の人間社会への移民を認めた」
「あなた達、政府が、モンスターエリアへの食料配給を停止しなければ、あんなにたくさんの血は流れなかったはずだ!」
工藤リンカが大地の断罪剣・ガイアセイバーの刃先を山神ムサシの首元に突きつけて忠告する。
「そこまでにしておけ、いくらなんでも無礼が過ぎるぞ...」
「リンカちゃん、断罪剣を下ろしなさい」
リンカは渋々、断罪剣ガイアセイバーを地面に向かって勢い良く叩きつける。
「話を戻そう、我々がモンスターエリアへの食料配給を止めたのはアズマの言った通り、モンスターエリアの住人の一部が反政府組織セイバーズに協力していたのが事実だ、しかし、モンスターエリアへの食料配給を続ければ、それはセイバーズの作戦と戦力増強に手を貸すことになる、そして、モンスターエリアの住人が新たにセイバーズに一員となれば、我々、人間社会へのリスクはますます大きくなる。我々政府は、人類の味方だ、人類を守る為なら、私は手段を選ばない、モンスターエリアへの食料配給の停止は、すべて人間社会をセイバーズの魔の手から守る為に必要なことだった」
「でも、あなたは、あの『新社会宣言』の日、セイバーズのリーダーと握手を交わし、モンスターエリアに住んでいたパブリックモンスター達の人間社会への移民を認め、全世界に発表した...」
「ああ、セイバーズのリーダー『フューラー』は総統とは名ばかりに、平和主義者だったからね、話し合いの大切さを改めて感じさせてもらったよ」
「宮本テツヤさん、あなたは、断罪剣の秘密について知っているんですよね?」
「ああ、もちろん、でもPGSではない君には教えられないな...」
「PGSに入隊しているヨシノも知らないと言っていました...本当は俺達、断罪剣士に知られちゃまずいことなんでしょう?」
「会社にも組織にも守秘義務というものが存在する、私に言えるのはそこまでだ」
「なら、どうすれば、教えてもらえますか?」
宮本テツヤの右手にはいつの間にか、見たことがない断罪剣が握られていた。
「そんな...テツヤさんも断罪剣士...!」
「ああ、私のこれは爆炎の断罪剣・グレンセイバーだ...君が私に勝てたら、断罪剣の真実を教えてやってもいい」
俺はテツヤさんに向かって生命の断罪剣ライフセイバーを構える。
しかし、テツヤさんから放たれた理屈では説明できない闘気が俺の全身に突き刺さる。
俺は秒で自分に勝目がないことを思い知る。
思い知る、自分がいかに格上の相手に生意気な口を聞いていたのかを。
思い知る、力の差も知らずに意見した自分自身の浅はかさを。
思い出せ、俺の敵は断罪剣士ではないことを。
「俺はテツヤさんとは戦いません、俺達、断罪剣士は協力するべきだと思っていますので...」
「それは、すばらしい考えだ...もし気が変わって
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ