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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八十五話 アイドルイベント その4
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...まさか、その格好...お前もアスベストのファンだったとはな...!」
「ちげーよ!竹田に無理やり着せられたんだよォッ!」
迷惑ファンが喧嘩の仲裁に入った俺に敵意を向けてくる。
「なんだてめぇはァ!」
「俺は山神ムサシです、つーか喧嘩はやめましょう、みんなの迷惑ですし、このままだとライブも中止かも、あと、その生魚なんの魚ですか?」
「サバァ!」
「じゃあ、そのサバどっかにしまって、ライブに集中しましょう...」
迷惑ファンはサバをズボンの中にしまう。
そこにしまうのかよ...。
「まったく...貴様のような迷惑ファンがいるからアイドルファンは世間から社会不適合者扱いされるんだ!こんどからは、もっと気をつけろォ!」
「うるせぇ!PGSは死ねぇ!」
「なんだとォッ!」
「ほらほらほらほら、二人とも、喧嘩はやめてライブに集中しましょう!」
しかし、今度は別の席でトラブルが発生する。
なんと、ライブを鑑賞していたファンがいきなり、観客の波をかき分けて、ライブステージに接近していくのだ。
その手にはやはり、生魚が握られていた。
俺はヤツを迷惑ファン2号と呼ぶことにした。
霧原カイトがホイッスルを鳴らしながら、迷惑ファン2号に突撃していく。
カイトと迷惑ファンの醜い口論が始まる。
「貴様ァ!その手に持っている魚はなんだァ!」
「シャケェッ?」
「そういうことじゃないんだよォ!」
「お前が聞いてきたんだろォ!」
迷惑ファン2号がシャケでカイトの顔を殴る。
あまりの生臭さにカイトがうめく。
「クサァァァーッ!俺はPGSの霧原カイトだぞォ!PGSなんだぞォ!」
「だからどうしたPGSは死ねぇ!」
観客席に座っていたパブリックモンスターのアイドルファン達からカイトに向かってブーイングが起こる。
おそらく、パブリックモンスターが人間社会に移民する前に発生した、モンスターエリアでの食料配給の停止をいまだに恨みに思っているのだろう。
モンスターエリアの食料配給の停止をしたのはPGSだったのだ。
カイトへのブーイングは止まらない。
「PGSは死ねぇぇぇッ!」
「お前たちがモンスターエリアで俺達パブリックモンスターにしたことを俺は一生、忘れないからなァ!」
「そうだァ!貴様らPGSのアズマに無差別に殺された仲間たちを返せぇぇッ!」
「俺たちと同じパブリックモンスターのくせに、モンスターエリアのパブリックモンスターを見下しやがって!ムカつくんだよォ!」
カイトが反論する。
「我々、PGSのパブリックモンスターは人間たちを守る為に命を懸けて、暴走したパブリックモンスターと戦ってるんだ!貴様たちのように、モンスターエリアに引きこもって、ただ与えられるだけの生活をしていた怠け者のパブリックモンスターとは格が違って当然なん
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