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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八十三話 アイドルイベント その2
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田君、アンタみたいなわかりやすいアイドルバカ童貞は金と欲とイケメン俳優とセレブのチ●コしか頭にない見た目がイイだけの性悪アイドルのいいカモなのよ、どう勉強になったでしょ?アイドルはアイドルファンに興味なんてないの、興味があるのはアイドルファンの金。アイドルなんて幻想なのよ、カルト教団のやつらがこの世界に存在しない神を崇拝しているの同じ、おわかりか?」
「おっ、そうだな」
部長の暴言に竹田はそれだけ言って鍋うどんをすする。
竹田のアイドルに対する熱意と覚悟は俺と部長が考えているより、かなりキマっていた。
「山神君、なんか悔しいから、自販機でジュース買ってきなさいよ」
言っていることが、誠にめちゃくちゃである。
俺は廊下にある自販機を10回ほど殴る。
ビーッ?ガタガタガタゴトン!
いびつな音と共に、自販機からペットボトルに入ったアイスティーが大量に出てくる。
「ちくしょう!ジュースじゃなくてアイスティーかよ?」
コレは俺の通う偏差値最底辺高アルティメットジーニアス学園に伝わる秘技『ファイナルクラッシュ』である。
ちなみにこの技の始祖と、この技のクソダサネーミングを考えたのは部長らしい。
俺はビニール袋にアイスティーのペットボトルを13本入れる。
「部長、自販機、アイスティーしかなかったんですけど、いいですよね」
「そんなわけないでしょ、アンタ、またアレやったんでしょ?アレ、ファイナルなんちゃら、あれセンコーに見つかったら退学もんよ、つーかいらねぇよアイスティー13本も!」
「だったら、部長が自分のお金でジュース買えばいいじゃないですか...」
「わかったわよ、飲めばいいんでしょアイスティー!アイスティーアイスティー!」
鍋うどんを食べ終えた俺達3人は、余った十本のアイスティーのペットボトルでボウリング大会を開催した。
部長が俺の自室の地球儀を分解して、ボウリングのボールにしてしまった。
授業を終えたヨシノが俺の自室に帰ってくる。
「アンタたち、ペットボトルでなにしてんの?」
「ボウリング大会」
「いいわね、人生楽しそうで」
実際楽しかった、竹田が2回優勝したあたりで、3人とも一瞬、真顔になりお互いの顔を見合わせる、自分たちのバカさ加減にお互いに気付いた瞬間、お互いの顔を見ながらバカ笑いして、それからはもう開き直ってらりるれろ。
最終的に12回優勝した竹田に、優勝賞品としてボウリング大会にピンとして使われたアイスティーのペットボトル10本が贈呈された。
大会に優勝した竹田選手は後のインタビューでこう述べた。
「明日のライブが楽しみです」

次回予告 アイドルイベント その3
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