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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
成り行きであたしは、感動の再会の手伝いをする
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それだけならまだ良かった。
【そして会ったら今までの分たっぷり可愛がってあげたいと思っている。昔みたいに首輪だけ&tけて散歩させて、それから前立】
「はっ!?いけません!!これ以上はいけません!!」
なんか見えた。
香子が慌ててかき消したけど、なんか見えた。
首輪だけ&tけて散歩させるまでは見えた。
「行くんすか。」
「さっきみたいな追っ手が来るかもしれないし。それにおふたりさんはデートの最中でしょ。いつまでも部外者がいられたら、困るんじゃないかなって。じゃあまたどこかで!」
そう行って、2人きりの時間を邪魔しないようあたし達は北斎を追うようにして去っていった。
後ろからデートじゃないって聞こえたけど、泰山解説祭ではデートと言っていたんだ。
やっぱりここだけは言わせてもらおう
デートじゃん。と。
?
それから探偵さんに貰った手紙を見せると、バーソロミューはすぐに船に乗せてくれた。
この後探偵さんの住む街、姫路町へと向かう。
そこにはマキさん≠ネる人物がいて情報通なのだという。
北斎の探すマイ≠ナはないものの、やっと手がかりになりそうなものに出会えるのだ。
同行している北斎はどことなくソワソワしていた。
「ちなみになんですけど、北斎さんのマスター、マイ≠ウんってどんな人なんですか?」
「おれのますたあかい?うん。時間つぶしにちょいと話してやろうかね。」
落ち着きなく歩き回っていた北斎はどこか懐かしむような表情で海を眺め、あたしに自分のマスターの話を始めた。
「マイはな、そりゃあもう大層な美人だ。」
「それはさっき聞きましたよ。」
「まぁそう言うな。語り尽くしても語りきれねぇ絶世の美人なのサ。」
と、北斎は念を押して自分のマスターは美人なのだと力説する。
「髪もツヤツヤのサラッサラだ。しなやかな身体に陶器みてぇに滑らかな肌。女なら嫉妬してもおかしくはねェ!神は二物を与えず、なんて言うがマイに至っては二物はおろか五物くらいは与えられてる。」
「へー。」
そこまで言われると、あたしでも興味が湧いてくる。
美人美人とそこまで言うんだ。それはもう誰もが羨む絶世の美女なのだろう。
「でもちょいと控えめというか…引っ込み思案でナ。こんな荒んだ世界に1人放り出されて、やって行けるか分からねぇくらいだ。」
「…。」
確かに、こうなった世界では優しい者は利用され、死んでいく。
正直者はバカを見て、優しさを見せればとことん搾取され使い捨てられる。
でも、
「でもどことなく分かる。マイは死んじゃいねぇ。マイは優しそうに見えるが、結構強情で、ワガママで、思ったより諦めが悪い。」
「…そうですか。」
どう言った経緯で離れ離れにな
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