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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
100 YEARS QUEST編
最初のギルド
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シリルside

「ったく、あいつ人使い荒すぎじゃねぇか?」
「まぁまぁ」

ステラ王国から無事に帰ってきた俺たちはトーマさんへの報告のために華灯宮メルクリアスへ報告した帰り、評議院へと呼び出されて向かっていた。
ただその報告の際、先日ハッピーが食べていたあの赤くなる木の実・・・実は炎を一時的に扱えるようになるものだったらしくそれを自慢しようとしたナツさんが一個持ってきてハッピーに食べさせたんだけど、そのまま彼はあろうことかトーマさんに炎を吐き出し黒焦げにしてしまい、王国兵に追いかけ回されたのだ。しかも無関係な俺たちまでそれに付き合わされて疲労している中での呼び出しだったため、ナツさんは不機嫌になっている。

「なんか大事な話があるみたいよ」
「例の天使について進展でもあったのか?」

俺たちが一度敗北を経験した天使。俺とウェンディはリベンジを果たすことができたけどそれはまた違う天使のため、エルザさんたちはあいつらとの再戦を臨んでいるらしく、そんなことを考えているのかもしれない。

「まぁ確かにいいリハビリにはなったよな」
「最後は危なかったですけどね」

横に並ぶグレイさんからそんな言葉を投げ掛けられる。皆さんは半月近く眠っていたし俺たちもかなり疲労していたタイミングだったため調整にはなったかもしれない。最後のクァルトゥム兵は相当手を焼いたけど。

「そういえばレビィちゃんたちは?」
「元々別の依頼を受けてたみたいだからな、そっちに報告に行っているのだろう」

帰りの船までは一緒だったジュビアさんたちは今ここにはいない。元々別の依頼だったのもあるしナツさんとハッピーのせいで王都にいる日数が少し伸びたからもうギルドに帰っているかもしれないけどね。

「あの木の実いっぱい持ってくればオイラもネコマンダーになれたのかな?」
「食べてる間に負けると思うわよ」
「マンダーって何なの〜?」

ハッピーのボケに突っ込むシャルルとセシリー。そんな雑談をしているとようやく評議院の前へと到着し、俺たちは扉の前にいた門番に案内され中へと入っていく。

「??」
「どうしたの?シリル」

その時俺はあることに気付きそこを見上げる。しかしそこにはただの天井があるだけで、何も異変はない。

「何かあるの?」
「大きいシャンデリアだ〜」
「壊しちゃダメよ、ナツ」
「え!?なんで俺!?」
「日頃の行いだな」
「なんだと!?」
「やんのかコラ」

お金がかけられているであろうシャンデリアがあるだけで特に違和感のない天井。ナツさんに風評被害が行ってしまったせいでグレイさんと睨み合ってるけど、これ以上ヒートアップすると本当に壊しかねない。

「ごめん、なんでもないよ」

気のせいかと思った俺は二人の間に
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