273 唯一の取り柄
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
(りえちゃん・・・)
藤木は照れながらもその接吻を拒まなかった。
「うわ〜ん、お似合いです!!」
「茂様、羨ましい・・・!!」
遊女達に騒がれ少し恥ずかしくなった。しかし、唯一の取り柄を披露する事ができて嬉しく思うのだった。
かよ子達は昼食として支給された焼きそばを食べていた。
「さて、昼飯を食ったら出かけるぞ」
次郎長はかよ子達に促した。
「法然さん達はこれからはどこへ行くんですか?」
「そうですね、私達は敵の世界の本部とやらに向かうとしましょう。あそこを落とさなければこの世界の平和はないでしょうから」
「うん、気をつけてね!さようなら!」
かよ子達は法然に島、高崎、中本と別れた。そして自分達の目的地へと向かう。目指すは藤木の住む居場所。その方向は東側。かよ子はまた強くなった杖を利用して藤木を攫っていった者を倒し、藤木を奪還する。そしてそれが済んだら杉山をレーニンの元から取り返すのだ。
杖はまた進化を遂げた。そしてかよ子達は藤木のいる場所へと近づいて行く。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ