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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第25話 閑話C 〜彼ら彼女らの休日は由々しさと愉悦に満ちている〜
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ハチマンside
まどろみの中、ふと異臭を感じて飛び起きる。
起きるとそこは炎が燃え盛る部屋の一室だった。
慌てて自分の状態を確認する。
どうやらベットの上で寝ていたらしい。
…危なかった…このまま寝ていれば酸欠で死んでいた。
そう思い、この場から脱出しようと立ち上がろうとしたその時、勢いよく部屋の扉が開かれた。
「ハァ…ハァ…ゴホッ」
驚愕と共に視線を移すと、そこには口から血を吐き出している見るからに重症のヒョウがいる。
「ヒョウ!」
「…ハァ…ハァ…ハチ…マン…逃げるぞ…」
ヒョウは脚を引き攣るように無理やり脚を動かし俺のところまで近づくと、俺の寝転ぶベットに腕を置いて膝から座り込み荒く擦れた声で避難を促す。
「おい、ヒョウ!そんな傷じゃあ動け無ぇだろ!
先に少しでも治療するべきだ!」
俺はそういい、ガスターの補助を借りて解析鑑定と『骨操作』を利用してヒョウの治療を試みようとする。
しかしガスターからの返答は無く、解析鑑定と『骨操作』は発動しなかった。
「ハッ!?ガスター!?
って、スキルも一切使用できない!?」
そんな状態に驚愕と焦りが生まれる。
『並列演算』や『思考加速』も発動せず、さらに正常な判断ができなくなっていく。
「くっ…何が何だかわかんねぇ!
とりあえず…ヒョウ!そこで座ってたらお前が死ぬぞ!」
「…ハァ…ハァ…ハチマン…俺は…もう、駄目だ…ガホッ…」
「ッ!何言ってんだよ!諦めるには早すぎるだろッ!」
弱音を吐くヒョウに精一杯の発破をかける。
しかし、ヒョウは変わらなかった。
「…もう、意識も…ガフッ…薄れて来てんだ…。
お前には…酷かも…しれんが…せめて…」
その言葉と共に俺の手元に何故か『正義セイギ』の魂器である『SAA』が出現する。
「…おい…おいおいおい、嘘だろ…?
俺に…お前を、介錯しろってか…?」
「…俺は…苦痛で死にたくは、無いんだ…。
最期の、ワガママ…聞いて、くれ…ないか…」
…人の最期で一番悲惨なのは焼死だと聞く。
自らの肉体がジワジワと焼かれていく痛みや酸素欠乏による吐き気、苦痛などを感じながらそのまま助かることなく死亡するからだ。
…俺は、コイツにそんな死に方はして欲しくない。
「…」
俺は手に握った『SAA』の銃口をヒョウの頭に向ける。
「…フッ…親友、ありがとな…あとは…頼んだ」
その言葉と共に引き金を引く。
それからの意識は、無かった。
風を感じる。
次第に脳が覚醒し、眩い光が視界を埋め尽くす。
光から目を逸らし周囲を見渡すと、そこは治療
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