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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第25話 閑話C 〜彼ら彼女らの休日は由々しさと愉悦に満ちている〜
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巨人はいない、すなわち安全であるという情報と共に。
 そして…エレンが巨人を操れると知った王政の動きがきな臭いらしい。
 また、クリスタ…いや、ヒストリアの実家、レイス家にも動きがあった。

《恐らく、エレン・イェーガーとヒストリア・レイスはこの人種壁内について重要な鍵を握っている。それを王政とレイス家は隠し通したいのだろう。
 そのため…調査兵団は両名を保護し、人気の無い所に隠す必要がある。そうなれば…ハチマン、君は…いや君たちは巨人ではない、人と殺しあう事になる。
 …覚悟を、しておいて欲しい。大切な者を守るために…再び、その手を血で染める事を。その手で、肉を裂き血を浴びる景色を…》

 ガスターにはそういわれた。
 …そう…だな…既にこの手は…人売り達2人の人間の血で汚れている。
 この手が幾ら血で濡れようと構わない。
 大切な友人達を…仲間達を、守るためならば…。
 …けれど…その前に…彼女たちヒストリアとアニに…果たせていない、平穏な約束を…果たさなければならない…。

 ・ヒョウについて
 エレン奪還作戦が成功を収めた2日後、ヒョウが治療院から退院したらしい。
 吐血した理由は退院した当日…すなわち昨日見舞いに来た本人によると、肺ガンと胃潰瘍、そしてストレスによるものらしい。
 そんな重症といっても過言ではない身体状況だというのになぜ退院できたかというと、何故か俺の『七色之魂セブンスソウル』の『渇望具現』がヒョウに対して発動し、肺ガンのような肉体の変質や胃潰瘍のような肉体の欠損を魔素を代償に一度破壊し一定の時間をかけて再生する『自己回復』を獲得させた為、とのこと。
 …中々エグイスキルを得たな、ヒョウ…。
 魔素さえあれば再生可能なのはいいと思うが…肉体の変質を治療するためには毎回一度破壊する必要があるんだろ?
 破壊するって事はその分痛みが発生するというわけで…大きい腫瘍の場合は相当の激痛が走ったんじゃあないのか?
 …やっぱり、強力な効果を持つスキルにはデメリットがあるんだな…。

 ガスターに説明された事を理解し終え、俺は先ほどまで寝ていたベットに再び倒れる。

「…ああー、これからまた面倒くさい事になるんだろ…?憂鬱だ…」

憂鬱なのはこちらもだよ…。
 私と君は運命共同体、故に君の取る行動は私にも繋がり、あらゆるメリットデメリットが私の意思に関係なく降りかかるのだからね…

 …なんか、ごめん…。

《そう思うのならば…この負担を少しでも減らしてくれ…。
 君がスヤスヤと寝てる間、私はヒョウの新しい技について考案するハメになったのだからな…》

 え…何時の間に…。
 …というか新しい技ってなんだよ…。

《本人曰く、新しく応用として身に付けたものによって新たな
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