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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第24話 ウォール・ローゼ攻防戦B 〜思いと裏切り〜
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(…ライナー…ベルトルト…!)
「この…ッ!
裏切り者がああああああッ!!」
雷が落ちるような轟音と熱風、そして、エレンの大声で目を覚ます。
「ッ!熱ッ!」
「ハチマン!起きたッ!?」
起き上がった途端、ペトラさんに声を掛けられる。
だが、起き上がった直後に視界に入った光景を見て、すぐには返事が出来なかった。
「超…大型巨人…!」
俺がそう呟くのと同時に、超大型巨人は俺たちの方に向かって腕を振るってくる。
「ッ!全員!!壁から跳べ!!」
ハンジ分隊長の声が聞こえると同時にその場から壁外方向に飛び去り、超大型巨人の腕を避ける。そして、エレンの声が聞こえてきたであろう方向に目を向ける。
するとエレンは既に巨人化しており、鎧の巨人に殴られたのか顔の一部が凹み、皮膚がなくなった状態で倒れており、そちらに向かって鎧が歩いていく。
だが、その目には戦意が宿っている。
…まだまだ戦ってくれそうだ。
それに、エレンは異形の鎧を倒した経験もある。
もしかしたら、鎧の巨人を倒してくれる…かもしれない。
…いや、ミカサと一緒に先に時間を稼ぐべきか?
俺の『立体機動装置』が効くのか怪しいが…やってみる価値はありそうだな。
そう思い、俺は鎧の巨人に向かってアンカーを刺し、急接近して腕に刃を振るう。
ギュイーッ!
火花が散るような音が響き、鎧のような硬質の皮膚に一閃の傷が入る。
だが、肉までは届いていない。
…これでは項を削ぐ事はできないだろう。
結論を出しつつ、ガスを噴いて立ち止まって傷跡を驚愕した様子で凝視する鎧から離れる。
はぁ…まだ疲れている。
多分だが、10分も寝れていない。
徹夜には慣れていないから、ものすごい睡魔と疲労に襲われ続けている。
一応、『魔黒檀の腕輪』を着けっぱなしだったから体力だけはある程度回復してきているが…まだ『審判者サバクモノ』や『異常者オカシナモノ』は使えなさそうだ。
「ウオオオォォォォォォッ!!」
自分自身の現状を見直していると、声を上げてエレンが起き上がる。
それに気付いた鎧は、殴る構えを取った。
対するエレンは力を抜き、腕を力なく下へと向ける。
…一見すれば、諦めたかと見える体勢。
だが、あの目を見た後ならば、これは…
「ッ!」
エレンの戦術の内の一つだ。
鎧の右拳がエレンの顔面に当たろうとしたその時、エレンはそれを寸での所でしゃがみ避け、左手で右拳をつかみ、右手で鎧の頭を掴んだかと思うとこめかみ部分に力を込め、俺の得意な「アイアンクロー」を行いつつ、鎧の巨人を地面に投げつけた。
鎧のように硬い皮膚を持っているが故の関節部分の動きの
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