暁 〜小説投稿サイト〜
やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第21話 調査兵団B ストへス区での戦い
[7/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 …いや、よくよく考えたら『学習者マナブモノ』のおかげだな。あれ。
 ヒョウが確か、『学習者マナブモノ』に新しい権能として『技術開花』と『技術スキル習得』ってのが追加されたって言ってたしな。
 って、そんなこと考えてる場合じゃねぇ!
 アイツが巨人になる前に何とかアルミンとアニを外から見られない、通路の奥の方に移動させる。
 丁度その時、あたりに轟音が鳴り響き、壁外調査で見たものとは若干違う異形の女型が出現した。
 それに気付いたミカサがいち早くエレンをこっちに連れてきた。
 ヒョウは麻酔弾を撃ってからこちらに来る。
 どうやら、麻酔弾はあいつに効かなかったらしい。

「ッ…。し、しまった…」

 アルミンがそう声を出した時、異形の女型の腕がこちらに伸びてくる。
 それにいち早く気付いたヒョウがある程度威力を底上げした実弾入りのColt 1911 カスタムで腕を撃ち抜く。
 しかし、大したダメージにならず、少し怯むだけだった。
 だが、そのわずかな時間で俺を含む全員が奥に移動し始める。
 それに気付いているのか、それとも当てずっぽうなのか、どちらかは分からないが、異形の腕はこちらに迫ってくる。

「くそ…。まさか、拘束されても巨人化できるように小型の鉤爪を指輪に隠しつけて、巨人化するなんて…」

「そんな悔しがるな。あんなのまず予想できるわけないだろ。
 それに、予想しようにも、俺らには経験も知識も足りてない。
 それより、今はこの現状をどう打破するかが問題だ」

「ッ…。そうだね…。…とりあえず、3班と合流しよう。
 そして、地上に出て、後は対女型用の二次作戦の通りに。
 あの…異形の巨人と戦う。
 エレンは対女型用の作戦と同じように巨人になって、異形の巨人の捕獲または討伐に協力してもらう。
 本来なら討伐のみだけど、あいつは人間にもなれる。
 だから、できるだけ捕獲を優先して欲しい」

「…あぁ…」

 …相手がアニに似てるからか、エレンには迷いが残ってるみたいだな…。
 にしても…、どうすっかな…。

「おーい!」

「!3班だ!」

「ッ!一次捕獲は成功したみたいだが…、上からの轟音は何だ!?」

「成功はしましたが…、異形の巨人が出現しました!
 対女型用二次作戦に移行してください!
 …!」

 アルミンが足を止めたその時、地下道の天井を貫通してきた異形の足に3班の調査兵たちが踏み潰された。
 そして、一気に砂埃が舞う。

「ッ!?目ェッ!目がァァァァッ!」

 何も見えない中、ヒョウの苦しむ声が聞こえる。
 …何やってるんだ。あの馬鹿は…。
 砂埃が治まり、目に映ったのは石に潰された調査兵の足と穴からの太陽の光、そして、少し離れたところから穴
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ