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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第21話 調査兵団B ストへス区での戦い
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異形の巨人の発見報告がなかったのだろう。
 しかし、エレンという巨人化能力者が作戦に参加する。
 故に今から話す作戦の途中…、または作戦決行前に異形の巨人が単体、または複数発生する可能性がある。
 そのことを頭に入れて、明日は指示に従ってもらう」

 なるほど…。
 ガスター、この情報を記録して、この情報を元にあらゆる可能性を模索しておいてくれ。

《了解だ》

 さて…、話の続きを聞くか。

「…明日、私を含めた調査兵団の責任者が王都に招集される。
 そして、エレンも憲兵団に引き渡されるだろう。
 その前に…、超大型、および鎧の巨人の協力者、または同じ巨人化能力者であろう人物を予測することができた」

 …マジか…。
 全然情報が無い中で思考加速のような能力やガスターみたいな神智核マナスなしで自力で発見するとか…、普通にすごいな…。

「今回…、いや、明日の作戦で目標を討伐、捕獲または懐柔できれば、人類と我々調査兵団の首は繋がるだろう。
 作戦は、我々が王都に召喚される途中で通過するストへス区で決行する。…ここが、最初で最後のチャンスとなる。」

 ストヘス区ね…。
 つまり、敵が内地に潜んでるってコトか…。

「目標をストヘス区の地下通路へと誘い込む。
 たとえ目標が巨人化しても動きを封じて捕縛する。
 だが、万が一その前に巨人化した場合…、エレン。
 君に頼むことになる。
 目標への接触は、エレン、ミカサ、アルミン、ハチマン、ヒョウの5人で行い、他の兵士は市民に扮して周囲に潜伏、目標を取り押さえる。
 さらに、万が一に備え、リヴァイ班を含む一部の兵士は完全装備で後方、地下通路内で待機しておく」

 なるほど…。なんで俺が接触なのかは…、まぁ…。
 正体については、薄々気付いてるんだが…、外れていて欲しいな…。

「目標はストヘス区の憲兵団に所属している。
 それを割り出したのはアルミンだ。
 目標は、先日の壁外調査で遭遇した異形の巨人の元となり、君たち104期訓練兵の同期である可能性がある。
 その目標の名は―――」

 …あぁ…。
 予想はあってるっぽいなぁ…。
 多分…、

「―――アニ・レオンハート」

 アニ…だろうな…。

「ッ!?アニ…が、巨人の…仲間…?」

「…信じたくないだろうけど、多分そうだ。
 あの異形の巨人と呼ばれた女型は、104期生しか知らない、『死に急ぎ野郎』というエレンのことを指す言葉に反応した。
 つまり、あの巨人には104期生のことについての知識がある。
 ハチマン、エレン。あの異形の巨人と戦ったのなら、アニに通ずる格闘術とかを見なかった?」

「…見たぞ。
 エレンがアニの足技を受けそうになったが寸でのとこ
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