暁 〜小説投稿サイト〜
やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第21話 調査兵団B ストへス区での戦い
[18/18]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
よう》

 あぁ…。頼んだ。
 …今、こいつに…、アニにしてやれる事は…、一緒に居てやれることだけだな。

「…なぁ、アニ。
 憲兵団を辞めて、調査兵団にこれないか?
 調査兵団に身を置いてるんだ。何時死ぬかは分からない。
 でも、できるだけお前のそばに居てやりたいって思ってる。
 だから…、調査兵団に来てくれ」

 …これぐらいしか思いつけねぇなんてな。
 もっとマシな案だってあっただろうに…。

「…できるかどうかは分からない。
 でも、やるだけやって、あんたと一緒に居られるなら、それで良いよ」

「ッ!そうか…。なら、俺は、お前を置いて逝かないよう努力するよ」

「うん…。お願いだから…、死なないで」

「…善処する。
 さて、丁度団長が居るんだ。交渉に行くか」

「分かった」

「話は聞かせてもらった」

「「!?」」

 何時の間に居たの!?

「交渉に関しては私も手伝おう。
 な〜に、心配するな。こういうのは、結構得意だ」

 そんな風に言いながらヒョウがこちらに寄ってくる。

「…できるのか?」

「愚問だな。できるできないの問題じゃないだろ?
 やるしかないんだよ」

「確かにな…。なら、頼めるか?」

「あぁ、大丈夫だ。初めての友人・・の頼みだ。
 最善を尽くすしかないだろう?」

 ヒョウはそう言って、笑う。
 その場で感謝し、3人で団長の元に向かおうとしたその時、

「グッ…。ガッ!」

 ヒョウが急に苦しみだし、吐血した・・・・。

「ッ!?ヒョウ!?どうした!?」

《…!ハチマン。ヒョウは元々持っていた『痛覚無効』と『刺突耐性』の効果が何故か無効化されているようだ。
 その上、胃と肺に異常が見られるぞ》

 それって相当ヤバイじゃねえか!

「ッ!ヒョウ!
 駄目だ…。早く治療所へ!」

 ヒョウ…。何で耐性が全部無効化されてるんだよ…。
 というか、どうしてそんな状態に…?ヒョウは元の状態に戻るのか?
 次々と浮かび上がる疑問と不安を、俺は振り払うことができずに居た。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ