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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第21話 調査兵団B ストへス区での戦い
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って…、言っただろ?」
ちょっと黒い笑みを浮かべたヒョウが項を削いで、エレンの本体を救出した。
エレンを担いでヒョウはすぐに巨人の体から離れる。
そして、少し離れたところの地面に降り、エレンを寝転ばせた。
「エレンッ!」
そこへミカサが走ってくる。
ふぅ…これで調査兵団の首は繋がったな。
その上、エレンの生存は確実だといっていい。
なんせ、『今、唯一鎧の巨人に対抗できる戦力』として認識されるだろうしな。
にしても、今回の異形の女型はまさに異質だったな。
人間にもなれて、正体不明の結晶にもなれる。
あんな風になられたら、情報を吐かせることすらできない。
一見、多大な犠牲を払って、得たものが何もないように見える。
だけど、まぁ、ヒョウによれば、
『異形の巨人はいわば転生者。幾度と無く殺されるたびに記憶と経験を自身に刻み、生き返り、それを繰り返す、死ぬたびに永遠と強くなる知性巨人だ』
らしいし、今回の作戦は、決して無駄じゃないし、むしろ成功とも取れる。
なんせ、ヒョウの言ってることが正しければ、異形の巨人を生け捕りにして、自殺しないようにしておけば発生する異形の巨人を減らせるってことだからな。
しかも、この状態ではこちらは手が出せないとはいえ、それはらくそれは結晶の中に居る相手も同じ。
つまり、これで異形の巨人を1体、完全無力化したといえる。
やったぜ。
「ハチマン!…これで、一応終わったね」
「あぁ…。あとは…、アニをどうするかだな」
そういうと、アニの表情が少し強張った。
「そうだね…。
…正直に言えば、もう憲兵なんて辞めて、
ハチマンと一緒に居れれば良いんだけど…」
「いや、俺と居ても、調査兵団に所属して身だから、何時死ぬか分からねぇんだし、止めといた方が…」
「たとえそうだとしても、私が死ぬあと8年間は…ハチマンと過ごして居たい」
「は…?」
アニが死ぬまで後8年…?
どういう事だ…?
「…代々、知性巨人をその身に宿すものは、『ユミルの呪い』に縛られ、継承してから13年でその命が終わる。
私がこの『女型の巨人』を継承したのは10歳のころ。
今から5年前…。だから、私は後8年で寿命で死ぬんだよ」
「…嘘だろ…?」
「…だから、せめて、死ぬまでのあと8年は…ハチマン。
あんたと過ごして居たいんだ。
・・・デキルナラ、アンタノコダネモホシイ」
「」
…何でだよ…。何で…、そんな寿命があるんだ…。
『ユミルの呪い』?…どうにかできねぇのかよ…。
《…どうにもできない…とは言えないな。
もしかしたら解決策が見つかるかもしれない。
私も模索してみ
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