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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第16話 閑話@ 〜名前と所属兵科〜
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 そうきょとんとした表情で言うエルヴィン。

 その態度に、リヴァイはさっきよりも怒りを含んだ声で言う。

 リヴァイ「なんでずっと使われていない古城なんかで
      暮らさなきゃならねぇんだ・・・。」

 リヴァイの怒りの理由はそれである。
 リヴァイは極度の潔癖症だった。
 地下街に居た頃はそうでもなかったのだが、とある理由で調査兵団に
 入ったとき、風呂に入ってからの潔癖症は酷かった。
 少しの埃がある時点でアウト。掃除は徹底的にやる。
 そんな性格になっていたのである。
 ・・・まあ、そんな性格でも班を率いていけるのは、
 彼の人望と無類の強さのおかげでもあるだろう。

 そんなことを考えつつ、エルヴィンはリヴァイに言う。

 エルヴィン「明日、新兵たちの班、分隊の割り当てを決めるから、
       君の班の班員を決めておいてくれると助かるが・・・。」

 リヴァイ「ペトラ、オルオ、グンタ、エルド。
      もし、新兵にハチマンってやつとヒョウってやつが
      入ってきてるんなら、そいつらもだ。」

 そういうリヴァイにエルヴィンは少し驚いた様子で言う。

 エルヴィン「ほう。彼らを入れるのかい?君ならてっきり、
       あんなガキ一人に他の班を手薄にできないとか言いそうだけど。」

 リヴァイ「まあな。それに、あのガキの知り合いだ。
      あのガキがもし暴れたとしても、あいつらなら止められるだろう。」

 リヴァイのハチマンとヒョウに対する評価は意外に高かった。

 エルヴィン「ほう。君がそこまで評価するなんて・・・。
       ハチマンは兎も角、もう一人も相当強いみたいだね。」

 リヴァイ「ああ。ハチマンは観察能力、状況に応じた判断能力に優れてる。
      もう一人は、味方を鼓舞、指揮する能力、あらゆるものを
      学ぼうとする向上能力、咄嗟の状況判断に長けている。
      俺の班並みに優秀だ。」

 エルヴィン「そこまでか・・・。
       ・・・もしかして、ハチマンと一緒に居た銀髪の少年かい?」

 リヴァイ「ああ。あいつとハチマンの連携は異常なほど長けている。
      だから、もし、新兵の中に2人がいたら、どちらとも俺の班に入れろ。」

 エルヴィン「君がそこまで評価するぐらいだ。できるだけのことはするよ。」

 リヴァイ「ああ。」

 そういい、リヴァイは満足げに頷いた。



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