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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第15話 トロスト区奪還作戦 〜生きるものと死ぬもの〜
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のその言葉に困惑していた駐屯兵たちは、
 続けて言われた、自身の見た光景を思い出す。

 アルミン「つまり巨人・・は彼の事を我々人類と同じ捕食対象として認識しました!
      我々が幾ら知恵を絞ろうともこの事実だけは動きません!」

 駐屯兵1「確かにそうだ・・・。」

 駐屯兵2「やつは味方かもしれんぞ・・・。」

 アルミンの演説によって多くの兵士が心を揺さぶられたが、
 キッツの発言でその場の空気は戻る。

 キッツ「迎撃態勢を取れ!!ヤツらの巧妙な罠に惑わされるな!!
     ヤツらの行動は常に我々の理解を超える!!
     人間に化けることも可能というわけだ!!
     これ以上ヤツらの好きにさせてはならん!」

 場の空気が戻ったことで、アルミンたちは不利に戻る。

 しかし、アルミンは諦めなかった。

 自分を励ましてくれる友のため、自分を助けてくれたいないはずの兄のような人と
 姉のような人のため、自分と初めて友達になってくれた、親友のため。

 彼は、敬礼をしながら言う。

 アルミン「とうに私は!!人類復興のためなら心臓を捧げると誓った兵士!!
      その信念に従った末に命が果てるのなら本望!!!
      彼の持つ巨人の力と残存する兵力が組み合わされば! !
      この街の奪還も不可能ではありません!!
      人類の栄光を願い!!これから死に行くせめてもの間に!!
      彼の戦術価値を説きます!!」

 アルミンの演説は効果的だった。

 事実、駐屯兵の多くが「そうかもしれない。」と思ったのだから。

 しかし、規則を守り、反するものは排除する。そんな考えを持つキッツの前では
 あまり効果的ではなかったのだ。

 キッツ「そうか・・・。」

 キッツは挙げた手を振ろうとする。

 しかし、

 ピクシス「よさんか。」

 トロスト区を含む南側領土を束ねる最高責任者であるドット・ピクシスに
 その手は止められる。

 ピクシス「相変わらず図体の割に小鹿のような男じゃ。
      お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか。
      今着いた所じゃが、状況は早馬で伝わっておる。
      お前は増援の指揮に着け。
      わしは、あの者らの話を聞いた方がええ気がするのぅ。」

 −−−

 ヒョウside

 ドット・ピクシス。
 人類の最重要区防衛を任された人物であり、
 「生来の変人」という異名(?)で知られているおじいちゃんである。

 そんなおじいちゃんに連れられて、壁の上まで来た俺達5人。

 ピクシス「・・・やはり見当たらんか・・・。
    
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