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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第14話 トロスト区襲撃C 〜謎の巨人とアニの正体〜
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つぶやきにいつの間にか登って来ていたライナーがそれに賛同する。

 ライナー「同感だ!あのまま食い尽くされちゃあ何もわからず終いだ!
      あの巨人にこびりついているヤツらを俺たちで排除して・・・、
      取りあえず延命させよう!」

 ライナーがそう言うが、ジャンはそれに反対する。

 ジャン「正気かライナー!!?やっとこの窮地から脱出できるんだぞ!?」

 ベルトルト「たとえばあの巨人が味方になる可能性があるとしたら・・・?
       どんな大砲より強力な武器になると思うよ。」

 ベルトルトはジャンを説得しようとする。

 ジャン「ベルトルト!?まず、あんなのが味方に・・・?
     本気で言ってるのか!?」

 ジャンとライナーたちが言い争いをしていると、新しい足音が聞こえてきた。

 アルミン「あ・・・、あいつは・・・、トーマスを食った奇行種・・・!?」

 アルミンが悔しさを滲ませた声で歯軋りしながら言う。

 謎の巨人はその奇行種を見た途端、咆哮を上げ、自身の体を貪っていた巨人を
 薙ぎ払って、トーマスを喰った奇行種目掛けて走る。

 そして、

 謎の巨人「アアァァァァァッ!!」

 奇行種の項に喰らいつき、そのまま項を噛み切った。

 その様子を見て、全員が絶句する。

 謎の巨人は口に咥えた奇行種の体で周りの巨人を一掃し、もう一度咆哮を上げた。

 謎の巨人「アアァァァァァッ!!」

 ジャン「おい、何を助けるって・・・?」

 ジャンがそう言った途端、謎の巨人は力尽きたかのように地面に倒れた。

 ジャン「さすがに・・・、力尽きたみてぇだな。もういいだろ・・・?
     ずらかるぞ!あんな化け物が味方なわけねぇ。巨人は巨人なんだ。」

 ジャンはそう言い、立体機動で離れようとする。しかし、

 ジャン「・・・?・・・オイ。・・・?」

 誰からも返事がないため、ミカサたちを見ると何かをずっと見ている。

 ミカサたちの視線の先を見てみると、

 ジャン「!」

 倒れこむ巨人の項から人が、死んだはずの”エレン・イェーガー”が出てきた。

 それを見たミカサは一目散に駆け出す。

 ミカサはエレンの元まで行くと、抱きしめ、心臓の音を確認する。

 ちゃんと心臓の音がする。そのことが確認できたミカサはその場で
 泣き出してしまった。

ドシン・・・ドシン・・・

 感動の再会を邪魔するかのように、巨人が複数体現れる。

 ジャン「!チッ!やるぞ!」

 ジャンの合図で一斉に立体機動に移る5人。

 それぞれが巨人を相手に戦っていると、

 ジャン「!巨人が抜けて行ったぞ
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