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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第14話 トロスト区襲撃C 〜謎の巨人とアニの正体〜
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なくなった。

 アニ「私は、ハチマンの、人類の敵だった。でも、私は・・・!」

 アニが途中まで言いかけたとき、

 ハチマン「!?」

 アニ「・・・何のつもり?ミカサ。」

 アニに向かって、ミカサが蹴りを入れた。

 それをアニはすぐに避ける。

 ミカサ「さっきの話を聞いている限り、あなたは敵。違う?」

 ミカサはアニに向かってそう言いながら、殴打や蹴りを繰り出す。

 アニはそれを避けながら、ミカサに言う。

 アニ「そうだった。私は、あんたらの敵だった。
    私は、戦士に成り損ねた。兵士にも成り切れなかった。
    人を散々殺してきた。でも、それでも、私は・・・。」

 アニの言葉を聞いたハチマンが動き出す。

 ハチマン「ミカサ。やめろ。」

 ミカサはハチマンのいう事に驚いた。

 ミカサ「ハチマン!?でも、アニhハチマン「いいから、やめろ。」
 
 ハチマンにそう言われ、攻撃をやめるミカサ。

 ハチマン「アニ。お前は、敵か、味方か、どっちだ?」

 ハチマンはアニにそう問いかける。

 アニ「・・・私は、もう、ハチマンと、戦いたくない。
    ハチマンが、居なくなった時、胸にぽっかり穴が開いたみたいだった。
    あんたが死ぬのは嫌なんだ。
    だから、私は、ハチマンの味方で居たい。」

 ハチマン「・・・そうか。」

 ハチマンはアニの言葉を聞いて、アニの方に近づく。

 そして、アニを抱きしめ、やさしく頭を撫でた。

 アニ「・・・ぇ。」

 ハチマン「・・・がんばったな。もう、いいんだ。もう、人を殺す必要も無い。
      正直に話してくれたんだ。少なくとも、俺は赦す。」

 アニ「ぅ・・・ぁ、ぅぅぅ・・・。」

 アニはハチマンにそう言われ、泣き出す。

 ミカサ「・・・。」

 そんなアニをミカサが羨ましそうに見てくる。

 ハチマン「・・・ミカサ。来い。」

 ミカサは嬉しそうに抱きついてくる。

 そんなミカサを優しく撫でる。

 アニも優しく撫で続ける。

 ハチマン(アニもミカサも愛に飢えてた。
      俺は、それを気付いてた上で無視していたんだ。
      俺にも責任がある。だが、俺が愛を与えることはできない。
     だから、俺は、こいつらが生き残れるよう、できるだけのことをしよう。)

 ハチマンはそうケツイする。

 ・・・してしまった。

 彼はまた、死ねなくなったのだ。

 −−−

 アニが泣き止んだ頃。

 アニ「・・・ごめん。汚しちゃって。」

 ハチマン「いや、いい。かわいいアニやミカサが見れたしな。」
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