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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第12話 トロスト区襲撃A 〜ソウルの覚醒〜
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「俺はまだ残ってるけどよ・・・。」

 ヒョウ「うむ・・・。・・・一旦撤退できないやつらと合流するか。」

 ハチマン「その方がいいな・・・。クリスタ。どれぐらいガスは残ってる?」

 クリスタ「え?えーっと・・・、半分くらい!」

 ハチマン「よし、ヒョウ。移動できる分のガスはあるみたいだ。」

 ヒョウ「そうか。なら、高いところから見てこよう。」

・・・アッタゾ!

 ヒョウ「お前ら。兵士が集まっているところを見つけた。
     そこまで移動するぞ!」

 全員「「「「了解!(はいはい。)」」」」

 兵士たちが集まっているのは、前衛部より少し離れた中衛部の一角。

 付近に巨人がいないためここにいるわけだが、
 何時巨人が来てもおかしくなかった。

 ヒョウ「・・・どういう状況だ?これ。」

 コニー「!ジャンがいる!俺は聞いてくる!」

 ヒョウ「分かった。」

 コニーは、ジャンから状況を聞き、伝えてくれた。

 どうやら、ユミルの予想どうり、ガスが尽きかけの上、
 本部に巨人が群がっているため補給ができないようだ。

 コニー「おいジャン!・・・どうするんだよ!?」

 コニーが、ジャンを問いただす。

 ジャン「どうもこうもねぇよ・・・。撤退命令が出たってのに、ガスの残量も
     底が尽きそうな状況。俺たちは壁を登れねぇ・・・。
     そんで死ぬんだろうな、俺たち全員。あの腰抜けどものせいで・・・。」

 ジャン「戦意喪失したんだと・・・。気持ちはわかるけどよ。
     俺たちへの補給任務を放棄して本部に籠城は無いだろ・・・。
     案の定、巨人が群がってガスを補給しに行けねぇ・・・。」

 コニー「だから! 一か八かあそこに群がる巨人を殺るしかねぇだろ!?
     俺らがここでうだうだやってても同じだ!ここにも巨人が集まる!!
     いたずらに逃げ続けても俺たちの残り少ないガスを使い果たすだけだ。
     機動力を完全に失えば、本当に終わりだぞ!!」

 ジャン「珍しく頭を使ったなコニー。だが・・・、
     今の俺たちの兵力でそれができると思うか?前衛の先輩方はほぼ全滅だ。
     残された俺たち訓練兵の誰にそんな決死作戦の指揮が執れる?
     まぁ・・・、指揮ができたところで俺らじゃ
     巨人たちをどうにもできない・・・。
     おそらくガス補給室には3〜4メートル級が入ってるぜ?
     当然そんな中での作業は不可能だ。」

 コニー「・・・ダメかな?」

 ジャン「あぁ。駄目だろうな・・・。クッソッ。俺のやろうとしてたことが
     全部無駄になっちまうのかよ・
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