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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第10話 訓練兵団D
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」」
その日の夜、三年の苛酷で峻厳な修練を耐え抜いた200人強の
訓練兵団解散式が行われていた。
基地内の大広場。石床に静寂した空間。前後方に巨大な松明が辺りを
照らすだけの重く、神聖な雰囲気が漂う中、200人強の訓練兵たちが
心臓を捧げる敬礼をとる。
教官1「本日諸君らは訓練兵を卒業する。
その中で最も訓練成績が良かった上位10名を発表する。
呼ばれた者は前へ。」
敬礼する訓練兵たちの一部の顔が険しくなる。
皆固唾を飲んで自分の名が呼ばれることを祈っているが、
大抵の人は呼ばれる人間が誰なのか大方予想がついていた。
後は呼ばれる順番のみで成績上位10名に入れば順位など関係ないも同然だが、
それでも気にする人間はいた。
そして皆が注目する中、前に集う教官の一人が
羊和紙に記された名前を呼びあげていく。
教官1「主席 ミカサ・アッカーマン
次席 ライナー・ブラウン
3位 ベルトルト・フーバー
4位 アニ・レオンハート
5位 エレン・イェーガー
6位 ジャン・キルシュタイン
7位 マルコ・ボット
8位 クリスタ・レンズ
9位 コニー・スプリンガー
10位 サシャ・ブラウス 以上10名―――だ』
200人強の前に横並びに整列し、その卓越した彼らの中でも
更に精鋭な10名が立つ。
前を往く10名の表情は、既に未来を見据え新たな舞台へ進むための
決意を胸に秘めていた。
教官1「本日を以て訓練兵を卒業する諸君らには3つの選択肢がある。
壁の強化に努め、各街を守る「駐屯兵団」
犠牲を覚悟して壁外の巨人領域に挑む「調査兵団」
王の元で民を統制し秩序を守る「憲兵団」
無論新兵から憲兵団を希望できる者は
先程呼ばれた成績上位10名だけだ!!」
厳格な声が広場に響き渡り何重にもなって反響する。
厳しかった教官たちとの別れ、三年間苦楽を共にしてきた仲間との別れ。
兵士となるもの、生産者となるもの様々な道に別れるため、彼らには
その選択する義務があり、その道は自分自身で決めなければならない。
多くの者が憲兵団に入ることを望み、それを目標に今日までやってきたのだが、
その権利は前を立つ10名にしかない。
選ばれなかった残りの200人強の訓練兵たちは今日明日で自分の未来の姿を
決めなければならなかった。
・・・前から憲兵団以外を目指していた者なら話は別だが。
教官1「後日配属兵科を問う。本日はこれにて第104期訓練兵団
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