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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第9話 訓練兵団C
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 これで、攻撃を激しくし、少しでも疲れやすくする。

 それを攻撃を避けて、避けて、避け続けて、相手を疲弊させる。

 ちなみに避け方も工夫しなければならない。

 少し、相手に無理をさせるような避け方をして、避けると相手は疲れやすい。

 体感30分の間、俺は攻撃を避け続けた。

 多くの工夫をしながら避けていたからだろうか。ついにソウルは膝を着いた。

 ハチマン「はぁ、はぁ・・・。」

 俺も、まあまあ血が流れ、少しくらくらしてくる。

 でも、この戦いに終止符を打つため、俺はソウルの方までいった。

 ソウル「・・・。」

 ソウルは、俯いたままだ。

 ハチマン「・・・サヨナラだ。」

 そう言い、俺がナイフを振り下ろしたとき、俯いていた彼女の顔は、
 少し笑っていたような気がした。

 《・・・確認しました。条件を達成しました。
  ユニークスキル『忍耐タエルイシ』を獲得。・・・成功しました。》

 ハチマン「!?」

 ・・・今、はっきり聞こえた。

 ・・・あの声は、ユニークスキルといった。

 ユニークスキル・・・。俺の異常者オカシナモノと同じ種類のスキル・・・。

 『忍耐タエルイシ』か・・・。さっきの戦いの影響か・・・。

 ・・・って、そんなこと考えている場合じゃないな。

 はやく、戻ろう。

 −−−

 クリスタ「遅いな、ハチマン・・・。」

 クリスタ(本当に遅い。一緒に居たいのに・・・。
      ・・・って、い、いったい私はまたなにを考えて・・・。
      ・・・!?)

 クリスタ「ハチマン!だいじょうぶ!?その怪我!すぐ手当てするね!」

 ハチマン「ぁあ。たのむ。」

 クリスタは、俺の用意した、簡易救急箱の中を漁る。

 骨で作った包帯を左腕に巻いて、きつく縛る。

 クリスタ「たぶん、これで血は出ないと思うけど・・・。」

 ハチマン「ぁあ。ぁりがとぅ。」

 クリスタ「無理しないでね?」

 血が足りなくなったからか、それとも、緊張が解けたからか、俺はその言葉を
 聞いたのを最後に、深い眠りに落ちた。







 クリスタside

 ハチマンが寝た。

 ハチマンは起きてるときもクールって言うのか・・・、とりあえずかっこいい。

 でも寝ているハチマンは、なんだか、かわいい。

 整った顔に安心した顔。

 起きているときには見せない顔だから、とてもかわいく感じる。

 愛おしい。

 そういうのだろうか。

 さっき、ハチマンが血を流して戻ってきたとき、胸が苦しかった。

 でも、うれしかった。

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