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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第9話 訓練兵団C
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おそらく、この訓練では、本来サバイバルに必要なナイフ等、
一切関係なさそうな物も許可して、どう生かすのかを試す訓練だろう。
・・・もしかしたら、サバイバルにどんなものが使えるか
考えさせる訓練なのかも知れない。
そんなことを考えながら、俺は洞窟に向かった。
−−−
洞窟に向かうと、クリスタは既に火をつけ、その火を見ていた。
ハチマン「クリスタ!」
クリスタ「ハチマン!解体は出来た?」
ハチマン「ああ。この箱の中に入っている。」
クリスタ「箱って持ってこれたの?」
ハチマン「ああ。たぶん中身が入っていたら、駄目だったろうけど。」
クリスタ「へぇ〜。」
ハチマン「・・・クリスタ。肉を薫製にするから、枯れていてもいいから
葉や枝を持ってきてくれ。」
クリスタ「うん!」
クリスタは、そういい、探しにいってくれた。
しばらくすると、まあまあの量の枝や葉を抱えたクリスタが戻ってきた。
クリスタ「持ってきたよ〜!」
ハチマン「すまんな。じゃあ、準備するから、ゆっくりしておいてくれ。」
クリスタ「うん!」
クリスタにそういって、俺は準備に取り掛かる。
薫製肉を作るには、まず火を用意。火がついた状態でクリスタに
持ってきてもらった木の枝を削って、おが屑を作り、それを
火の中に入れる。
その後、三角錐のような形に枝を立て、頂点の部分を紐で結んで、
完全に三角錐の形を作る。
その三角錐の3つの枝の同じところに木の枝で作った金網のような
形をしたものを設置し、その上に肉を置き、煙を燻して、肉を調理する。
その状態で置いておけば、薫製肉の完成。
クリスタ「!クンクン・・・いいにおい・・・。」
ハチマン「まあな。鹿の薫製肉。腐りやすい、病気にいい鹿肉を薫製焼きにして
保存しておけば、いざというとき、持ちこたえられるだろ。」
クリスタ「へぇ〜!鹿って、病気にもいいの?」
ハチマン「ああ。鹿肉は、病気にも良いとされ、血が他の動物よりも作りやすい。
その上、太りにくいから、結構食べても、あまり太らないんだ。
まあ、食った後に運動すれば、まず太らないんだがな。」
クリスタ「はぇ〜、知らなかった・・・。」
ハチマン「・・・鹿については、多少教えたはずだが・・・。
・・・本とかには、そういうようなことは書いていないのか?」
クリスタ「うん。そんな栄養については、あまり・・・。」
ハチマン「そうか・・・。」
ハチマン(なぜ、そのようなことについて調べないんだ?
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