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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第7話 訓練兵団A
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付いてきている。
下を見ると、やはり半分ほど残っている。
やはり、一度飛んだ方がいいと思い、足に力を入れ、膝を曲げ、
飛ぼうとした瞬間、
ハチマン「・・・え!?」
訓練兵たち「「「きゃぁぁぁぁっ!?」」」
マルコ「何をしているんですか!?教官!?」
ロープから力が抜けたような感覚と、
上からの叫び声が聞こえ、
俺、いや俺たちは落下した。
俺は一瞬、頭が真っ白になったが、すぐ、肌身離さず持っていた
骨のナイフを岩の壁に突き刺し、勢いを弱めた。
その作戦は成功し、崖の下からだいたい5メートルのところでなんとか
止まることができた。
一方、ヒョウは、
ヒョウ(・・・どうやらロープを切られたようだ・・・)
そう思い、ハチマンから渡されていた骨のナイフに切れたロープの
残りを結び、ハチマンのように、崖にナイフを突き刺した。
何とか無事にナイフが突き刺さり、7メートル付近で止まった。
ヒョウ(よし・・・!)
そして、ヒョウはナイフに結んだロープを使い、
崖から先ほどと同じ要領で降りていった。
なんとか闇討ちに耐え、崖の下に降りた二人。
対して、崖上は、
マルコ「教官!!どうしてロープを切ったのですか!?」
クリスタ「ハチマンは、ヒキガヤ訓練兵はどうなったんですか!?」
多くの訓練兵がさっきの状況を作り上げた張本人、
キース教官の元に行き問いただすように凄い剣幕で責め立てていた。
対して、教官は平然とした顔で訓練兵に向けてこう言い放つ。
キース「訓練を甘く見るな!現場に出れば常に死と隣り合わせ!
安全とわかりきった訓練など貴様ら訓練兵には必要ない!
訓練中に運悪く死んでしまうような者が、
巨人と戦うことはいずれにせよ不可能なのだ!
人類のため、心臓を捧げたのだろう!?
ならば死ぬ覚悟を持っていたのではないのか!?
この訓練に堪え抜いた者だけが、ここを卒業できるのだ!」
教官の鬼気迫る表情と荒声に訓練兵たちは何も言えず、
閉ざすことしかできなかった。
覚悟していたつもりだったが、いざ目の前に
死というものの恐ろしさを見せられては誰も反論することができなかった。
死の恐怖を乗り越えた者が生を横臥する権利を得る。
彼らは、それをこの訓練で理解しただろう。
−−−
キース「まさか闇討ちを無事に対処する奴が出てくるとはな・・・。」
降下訓練が終わり鬼教官の顔が僅かに緩んだ表情に変わっていた。
茶葉の優しい匂いを振りまく紅茶を流し込みな
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