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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第6話 訓練兵団@
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ことがあるのか!?超大型巨人!!」

 エレン「・・・あぁ。」

 エレンは遠い方を向いて小さく頷いた。

 −−−
 コテージの中ではある一人の少年を囲むように集団ができていた。
 食事そっちのけでその少年の言葉に一喜一憂する。

 エレン「・・・だから。・・・見たことあるって・・・。」

 その少年というのはエレンだ。
 彼らにとってこの中で数少ない巨人を目撃した人物であり、
 自分たちの討伐対象となる敵情報に興味があったのだろう。

 そしてエレンが肯定の発言をするとコテージ内からは興奮した声が挙がる。

 訓練兵1「本当か!?」

 訓練兵2「どのくらい大きいんだ!?」

 エレン「壁から顔を出すぐらいだ・・・。」

 訓練兵3「なに!?  俺は壁を跨いだと聞いたぞ!」

 訓練兵4「私も!!」

 訓練兵5「俺の村でもそう言ってた!」

 エレン「いいや・・・。そこまでデカくは無かった。」

 エレンは聞かれたことだけを答える。

 しかし周りはそのエレンの淡泊な受け答えに興奮し雄叫びに似た声を荒げていく。

 更に声は激しさを増しエレンに尋ねていく彼ら。

 やはり好奇心溢れる年頃の彼らには巨人という未知なる存在に
 興味があるのだろう。

 エレンの元に集まらなくとも食事を摂りながら身体だけエレンの方を向けたり、
 目だけをエレンの方に向けている者がほとんどだった。

 中には興味が無いと言ったようにすまし顔で聞き流している者もいたが、
 彼らは少数派だった。

 訓練兵6「どんな顔だったの?」

 エレン「皮膚が殆どなくて口がデカかったな。」

 訓練兵7「ウォール・マリアを破った鎧の巨人は!?」

 エレン「それも見た。そう呼ばれているけどオレの目には
     普通の巨人に見えたな。」

 訓練兵8「じゃ、じゃあ・・・、普通の巨人は!?」

 訓練兵の1人がそう言った瞬間、エレンはさっきまで平然に答えていた口を
 手で覆い手に持っていた木のスプーンを机に落とす。

 エレン「うっ・・・。」

 エレンは、あの気味の悪い笑みを思い出したのか、顔色が悪くなり、
 気分が悪くなったように見える。

 マルコ「・・・みんなもう質問はよそう。
     思い出したくないこともあるだろう。」

 コニー「す、すまん!色々思いださせちまって・・・!」

 マルコやコニーが申し訳なさそうに謝罪の意を表すが、
 エレンはそれに対し反抗を示す。
 
 エレン「違うぞ・・・。」

 訓練兵「えっ?」

 そう言うと食事を再開させ机に置いていてパンを一噛みする。

 人間の身体を引きちぎる巨人のようにエレ
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