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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第6話 訓練兵団@
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キース「只今より!第104期訓練兵団の入団式を始める!」

 キース「私が運悪く貴様らを監督することになった、キース・シャーディスだ!」

 キース「貴様らを歓迎する気は毛頭ない!」

 キース「今の貴様らはせいぜい巨人の餌にしかなることのできない
     ただの家畜!家畜以下の存在だ!」

 キース「そんなクソの役にも立たない貴様らを我々が3年かけて鍛え上げる!
     巨人と戦う術を叩き込む!」

 キース「3年後、貴様らが巨人の前に立った時ただの餌のままか。」

 キース「あるいは王を守る名誉ある壁となるか。」

 キース「又は、巨人を駆逐する栄光ある人類の兵士か。」

 キース「貴様らが決めろっ!」

 −−−

 キース「おい貴様!」

 アルミン「はっ!」

 キース「貴様は何者だっ!!?」

 アルミン「シガンシナ区出身! アルミン・アルレルトです!」

 キース「そうか!バカみてぇな名前だな! 親がつけてくれたのか!?」

 アルミン「祖父がつけてくれました!」

 キース「アルレルト!! 貴様は何しにここに来た!!?」

 アルミン「人類の勝利の役に立つためです!!」

 キース「それは素晴らしいな!! 貴様は巨人の餌にでもなってもらおう!
     三列目は後ろを向け!!」

 キース「貴様は何者だ!!」

 訓練兵「はっ!」

 −−−

 教官1「やってるな。お前も訓練兵の時は初っ端からアレだっただろ?」

 教官2「懐かしいです・・・。でもあの恫喝には何の意味が?」

 教官1「通過儀礼だ。それまでの自分を否定してまっさらな状態から
     兵士に適した人材を育てるためには必要な過程だ。」

 教官2「? 何も言われていない子がいるようですが?」

 教官1「あぁ・・・。既に通過儀礼を終えた者には必要ない。
     おそらく、2年前の地獄を見てきたもの達だろう。
     面構えが、まったく違う。」

 彼らの視線の先にはさっきまでの怒号のような声とは反して、
 刺さるような視線を向けるだけで通り過ぎさられる彼らの姿がある。

 鷲鼻で金髪の少女。

 黒髪黒眼の和の雰囲気を出す少女。

 正義感溢れる死に急ぎ野郎。

 一際のっぽな長身の男。

 筋骨隆々の金色で短髪の男。

 そばかすのスタイル抜群な女子。

 そして・・・、少し猫背のピョン、とアホ毛を立たせた少年。

 既に通過儀礼を終えた彼らには、男は睨みを利かせるだけで通り過ぎる。

 しかし、その列には、1人明らかにおかしい者がいた。

 寝ているのだ。

 それも器用に、立ったまま姿勢を維持しなが
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