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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第5話 開拓地での生活
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済ませようか!」

 −−−

 あの後、俺たちは熊2匹と狼6匹を解体し、森を出て、食える部分を燻製にした。

 そして、3人で狼の燻製焼きを分け、熊の肉は、川の水に浸し、
 腐りにくいようにして、保存しておいた。

 そして、静かに寝泊りしている建物に戻った。

 ハチマン「おやすみ。」

 アニ、ヒョウ「「おやすみ。」

ススス

 ハチマン「ん?」

 寒いはずの布団の中に少し暖かいものが、入ってきたような気がして、
 布団の中を見てみると、

 ハチマン「おい。」

 アニ「・・・?」

 ハチマン「何で布団の中に入ってきてる。」

 アニ「は?」

 ハチマン「何当たり前のことを聞いてんの?って顔すんな。
      おかしいだろ。何で入ってきてんだよ。」

 アニ「そんなの、寒いからだよ。」

 ハチマン「なら、もっと寄ってくれ、反対側に。」

 アニ「やだ。」

 ハチマン「なんで。」

 アニ「寒いから。」

 ハチマン「・・・。」

 ハチマン「・・・おやすみ。」

 アニ「おやすみ。」

 ヒョウ「ほにゃ〜。」スヤァ~

 ハチマン、アニ(猫?)

 −−−

 超大型巨人襲来から2年がたった。

 王政は、1年前にウォールマリア奪還を名目に大量の避難民を作戦に投入した。

 その数25万人で、人口の2割に相当したが、生存者はわずか百数十名。

 まさに口減らしである。

 その1年後である今年、俺たち3人は、訓練兵団に志願した。

 俺たちが居た開拓地からは、他に志願者はおらず、3人だけだった。

 今、俺たちは、訓練兵団基地に向かう馬車に乗っていた。

 今の時間は、夜。ヒョウは馬車の奥の方で毛布に包まって、猫のように寝ている。

 ヒョウ「にゃ〜。」スヤスヤ

 ・・・マジで猫みたい。

 ハチマン「アニ。早く寝たほうがいいぞ。」

 アニ「ハチマンは?」

 ハチマン「俺は、もう少ししたら寝る。」

 アニ「そう言って、ずっと起きてるんじゃないの?」

 ハチマン「さすがにそれはねぇよ。」

 アニ「はぁ〜。」

 アニは、ため息をつく。

 アニ「ねぇ、頭なでてくれない?」

 ハチマン「!・・・そういってくるのは、久しぶりだなぁ。」

 アニ「いいじゃないか。たまには。」

 ハチマン「まあ、たまにはいいか。」

 ハチマン「・・・。」ナデナデ

 アニ「・・・♪」

 ハチマン「にしても、アニの髪はやっぱりなでやすいな。
      朝の寝癖はあんなにひどいのに。」

 アニ「あんたもその髪の毛はずっと立ってるじゃな
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