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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ドラゴンクライ・終焉
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打はかなりの一撃だったらしく、ウェンディとその後ろにいたシャルルも巻き込んで弾き飛ばされていた。

「ウェンディ!!シャルル!!」
「大丈夫〜!?」
「大丈夫よ」
「なんて力なの」

ダメージはそこまで大きくないが攻撃力は桁外れ。しかもそれがこの人数と考えるとなかなか骨の折れる状況だ。

「もしかしてこれがクァルトゥム兵?」
「あん?」
「なんですか?それ」

レビィさんが言った言葉にガジルさんと共に反応する。本を多く読む彼女ならもしかしたらこの兵隊たちのことも知っているのかも?

「滅竜の魔水晶(ラクリマ)によって作られた人造兵士、別名第四世代の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)
「「「「「第四世代!?」」」」」

ウェンディは第一世代、ラクサスさんが第二世代、そして俺が第三世代。てっきりそこまでだと思っていたのに、まさかその先があったなんて・・・

「ギヒッ、面白れぇじゃねぇか」

レビィさんの話を聞いた途端に笑みを浮かべるガジルさん。その表情は元の彼の不気味さをより際立たせるほどに嫌な感じを覚えさせる。

「おいガキ、オメェ失礼なこと考えなかったか?」
「いや、たぶんそんなことないですよ?」

そしてこういう時に限って勘が鋭いんだよねこの人。でも失礼なことなんて考えてないよ、だって事実だもん。

「でも、ちょっと面白そうですよね」

遅れてだが彼の意見に同意する。敵の数は無数、しかも俺たちよりも先を行くとされる滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)

「どっちが本物の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)か、わからせてやる」
「とっとと片付けてナツさんたちの援護に行きましょう」

肩をグルグルと回すガジルさんと指をポキポキと鳴らす俺。それに連れてウェンディたちも気合いが入っている様子。

「背中は任せるよ、ウェンディ」
「うん!!そっちはお願いね」

四方を囲まれている状況だが俺たちは複数人数いる。なら目の前の敵の攻撃を後ろに通させなければいい。

「うおおおおおお!!」
「はああああああ!!」
「やああああああ!!」

同族とされた敵を一気になぎ払っていく。数は多いけど能力は全然大したことない。これなら余裕で・・・

「シリル〜!!」
「!!」

そう思っていた矢先いきなり肩を貫かれる。その正体は倒したと思った敵が何事もなく立ち上がっているのだ。

「まさかこいつら・・・」
「ダメージを受けていないのか?」

人造兵士であるからか俺たちの攻撃を受けてもすぐに立ち上がるクァルトゥム兵。ただこの間戦った天使たちに比べればその攻撃も大したことない。多少受けても対応できる。

「まぁ・・・どこまで体力が持つかだけどね」

ここ最近の疲労が蓄
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