ステラニウムの輝き
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と到達したけど、騒ぎを聞き付けた兵士たちの増援部隊も集まってきており、二人との間に割って入ってくる。
「ナツ!!」
「急いでください!!」
「兵の数が増えてきました」
「さすがに派手にやりすぎたか」
敵の数が多すぎて体力は厳しくなってきたけど、そうは言っていられない。ルーシィさんを助けるためにと俺たちは兵士たちを倒していく。
「貴様ら、鳥の巣を脱出したというのか?どうやってここまで来た?」
「鼻が良くてな!!仲間の匂いは特別なんだ」
「ちょっと、やめてよナツ」
ナツさんの拳を食らったにも関わらずまるで傷がないザッシュ。ナツさんは得意気に言ってるけど、お姫様抱っこされているルーシィさんは恥ずかしそうに顔を赤らめている。
「おのれ!!」
思惑が外れたことで苛立っているザッシュは杖をこちらへと向けてくる。そこには魔力が集まってきており、ヤバイ状態なのはすぐにわかった。
「ザッシュ様おやめください!!それはーーー」
それを見て慌てたように声を上げたのは一人の女性。昨日の夜にザッシュと共にいた彼女は声を張り上げていたが、その声は彼には届いていなかった。
「この俺に逆らう者は全て消えるがいい!!」
「全員に防御魔法展開!!」
いち早く危険を察知したウェンディのおかげにより、大爆発に巻き込まれながらも目立った外傷もなくその場から離れることができた俺たち。集まってきていた兵士たちは倒れているけど、そこは今は気にしちゃダメだ。
「みんな、大丈夫?」
「あぁ」
「なんとか・・・みんな助けに来てくれてありがとう」
「元はといえばナツのせいだけどな」
「あぁ・・・」
グレイさんの嫌味にも反撃せずに気落ちしたような表情を見せるナツさん。確かに彼の様子はおかしくなっていたけど、正気を取り戻してからは皆さんを助けるために率先して動いてくれたし、そんなに言わないであげてもいいと思う。
「シリル、そいつは何者だ?」
「さぁ?」
そんな中エルザさんは俺が抱えている女性を怪訝そうに見ている。さっきの爆発の時に咄嗟に助けたんだよね、悪い人には見えなかったし。
「うおっ!!そういえば」
「誰?」
「知り合い?」
「いや、違うんだけど・・・」
他の皆さんも気付いていなかったようでそんな質問が飛んでくる。ウェンディはなんだか怒っているようにも見えるけど、身体が勝手に反応しただけなので大目に見てくれないかな?めっちゃ目が怖い・・・
「私は・・・」
「どこ行った!?賊ども!!」
皆さんの問いに答えようとした彼女だったが、それよりも早く後ろから聞き覚えのある嫌な声がする。ひとまずここから離れなければと考えると、茶髪の女性は意を決したような表情で立ち上がった。
「抜け道
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