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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 ななの達の試合の日、帰ってきた様子で見ていたら、割と賑やかだった。その日はお昼も近かったので、直ぐに解散したみたいだったけど、朝宮監督に結果を聞いてみると

「あぁ 0対0 よくやってたよ ボール支配はうちのほうが多かったよ シュートの数もな だけど、決定力がないんだよな まぁ これからだよ ドリブルで持っていける奴が居ないんだよ」

「そうですか でも 新メンバーで、そこまでやれたんなら、いいんじゃぁないですか」

「そうだよ リョウなんて 3本のシュートを完全に止めた だから、みんなも頑張ったんだ 褒めてやりたいけどナ」

「そうなんですか 僕もななのちゃん 褒めとかないとね」

「そうだよ あの子はな 競り合っても、一歩早くボールに追いついて、パスを出してくるんだよ 頑張ってくれている だけど、そこで直ぐに攻撃に移れると強いんだがな」

 部屋に帰った時、ななのちゃんはまだ髪の毛が濡れているみたいで、肩にバスタオルを掛けていた。

「ごめんね 今日、砂被っちゃって頭も洗ったんだー」

「いいよ べつに・・・僕は、ドライヤー持ってないもんなー それより、今日も頑張ったんだってなー ななのがよく走っているって、朝宮さんが褒めていたぞ」

「うーん 点 入らなかった リョウが頑張ってくれてるから、何とか1点をって思ったんだけどネ」

「うん うん リョウのことも褒めていた まぁ 今度は勝てるよ」

「そうかなー あんなー シュウ 私 足蹴られて痛いネン」と、右足を見せてきたけど、膝なんかに比べると、肌が白いので、くるぶしの少し上が青くなっているのが余計に目立っていた。

「あっ 青くなってきてるネ 冷やしておかなきゃー 待ってよー」と、僕は、冷蔵庫に確か湿布薬があったはずと

「あぁー あった 少し 古いけどなぁー」と、ななのちゃんの足首に貼って

「ななのの足首って こんなに細かったっけー 僕の手で回っちゃうよ」と、その時、彼女は咄嗟に足を引くようして・・本能的に、警戒していたみたいだった。

「あったり前ヤン か弱い女の子やでー ゴリラみたいなんやったら シュウも嫌やろー?」

「そうかもな それじゃー 無理して走ったら、だめだよ 今日は、送って行くから・・ ゆっくり 歩いてナ」

「ウン おんぶしてくれるの?」

「バカ 甘えるナ!」

「うふっ 残念」

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