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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第3話 シガンシナ区進行@
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ョウ!」
エレンがそう声をかけたとき、ヒョウの手には当の本人と同じぐらいの大きさの筆が握られていた。
ヒョウはそれを斜面になるように置き、思いっきり押す。
すると、
「!動いた!」
「よしっ!」
柱が上に少し動き、カルラ救出の希望が見えた。
しかし…
ドゴォドゴォ
「ッ!…巨人だ!」
世の中というものは非情で、もう既に巨人が目に見えるほど近づいている。
それに気付いたエレンがそう言ったとき、幸運なのか立体起動装置の音がしてカルラの親戚である駐屯兵ハンネスが来た。
「!ハンネスさん!
待って!戦っては駄目!」
「…!?」
「子供達を連れて…逃げて!」
「見くびってもらっちゃ困るぜ、カルラ!
オレはこの巨人をぶっ殺して、きっちり3人とも助ける!
恩人の家族を救ってようやく恩返しを―――」
「ハンネスさん!
お願い!」
ハンネスの言葉を遮るように放たれた、涙ながらの言葉はその決心を鈍らせた。
そして…
「…」ニタァ
巨人の笑みは、ハンネスの心を決めるのに十分だった。
だが…間に合ったのだ。
「!早く!母さん!」
「ぇ…まさか…持ち上がるなんて…」
『梃子の原理』を応用したヒョウの筆と見えない位置からのハチマンの『骨操作』によるカルラの脚を潰している瓦礫と柱の持ち上げでどうにかカルラを救出する事に成功する。
しかし、当の本人が言っていたように脚は瓦礫で潰され、もはや歩く事すらままならない。
「カルラ!」
「ハンネスさん!このまま逃げても…私は歩けない…。
だから、子供達を…!」
エレンにおぶられながらもそう言うカルラ。
確かにカルラの言う通りである。
巨人の恐怖に屈したハンネスが巨人に立ち向かおうにも結局は全員が共倒れになってしまうし、このまま皆で逃げたとしても巨人の餌として生涯を終えることになるだろう。
だからこそのカルラの言葉だが、人の感情はそう合理的に判断できない。
「「…」」
エレンの代わりにカルラを負ぶったハンネスを先頭に走り出す。
だが、最後尾で来るはずのヒョウとハチマンは脚を止めている。
「!おい、ハチマン、ヒョウ!」
「…ハンネスさん、エレン達を連れて早く逃げてください」
「ッ!ハチマン、馬鹿言ってんじゃ「大丈夫ですよ」!ヒョウまで…」
そういうハチマンとヒョウは既に巨人と向き合っており、其処から動く気はなさそうだった。
それを見たカルラが叫ぶ。
「ハチマン、ヒョウ!」
「「大丈夫、俺(私)は早々死ぬ気は無い」」
「だから…早く」
「先に行ってください」
「…というか早
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