暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第七十三話 態度が少しその二十

[8]前話 [2]次話
「本当に」
「それでも普通にいられるのは」
「それ自体がおかしいわよ」
 そもそもです。
「おかしな人がおかしなことをしても処罰されないと」
「その場所自体がおかしいですか」
「新一君高校でもこっちに来てよかったかもね」
 私は心から思いました。
「奈良県はそうだと」
「そうですか」
「ええ、そのうちとんでもなく腐敗するわ」
「もうしていません?」
「そうかもね」
 言われてみればです。
「そんな人がいられること自体がおかしいから」
「それならですね」
「もうね」
 既にです。
「とんでもなく腐敗しているかも知れないわね」
「そうですよね」
「学校の先生は悪いことしても捕まらないのは」
「新一君がよく言ってるけれど」
「その先生から思ったことです」
 こう私にお話してくれました。
「本当に」
「そうした事情があったのね」
「そうです、僕も理由なくて嫌わないつもりですし」 
 新一君の癖性分のお話にもなりました。
「部活に入らないことも」
「そうした事情があるってことね」
「暴力教師に暴力受けても殴られ損ですから」
 しかも殴るどころでないです。
「相手が捕まらないなら」
「クビにすらならないならね」
「だから入らないんです」
「トラウマになってるのね」
「無茶苦茶やってるのこの目で見て驚きましたから」
「暴力振るってる場面を?」
「それで何もされないんですよ」
 処罰の類をです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ